2018年4月10日火曜日

店長を目指すホントの理由とは?

こんにちは

本音で考えてみてくださいね。
皆さんは、本当に今すぐ店長になりたいですか?

何故こんな質問をするかというと、
私は、副店長や一般の社員に対して、勉強会で講師を担当している事は、
はじめまして~の記事で書いてあるかと思います。
大体こういった会合の後は、懇親会という名の飲み会があるのですが、
一緒に飲んでいる方々から、
「本当は店長なんてなりたくないんですよ~」って話をよくされます。
「何で?」って聞くと、
大体「責任だけめちゃくちゃ重くなって、
仕事量も増えるし、
人がいなければ身体張らなきゃいけないし・・・」
「正直、給料があまり変わらないのなら、
今の立場の方が楽ですよね~」って、
確かに一理あるかな~(笑)
正直、報酬から考えるなら、責任の重さと比例してはいないよね?
店長のステータスが、根性論みたいな感情論で済まされている傾向にあるのは、
否めない事実ですね。

これは、今後その会社が取組むべき案件。
ここを怠れば、店長になりたい人がいなくなってしまい。
そのレベルに達していない人達が、店長をやらされ、
店舗にとっては更なる悲劇を生むという、悪循環が出来てしまう。
そうなれば、会社を維持する事も難しくなってしまう。

こういった内容に同意はするものの、
私があえて、店長になった方がいいと思う理由を述べたいと思います。

飲食業界の人財は、流動性が高く、
長く一つの会社にいる人より、転々としている人の方が多い業界です。
ここで、一つ質問。
あなたは定年まで、今の会社に勤めますか?
私のざっくり予想ですが、
85%くらいの人が「いいえ」と答えると思っています。
独立して自分のお店を持ちたいという夢もあるでしょうが、
現実的に考えると、厳しい。
では、もう一つ質問。
あなたは転職を考えていますか?
これも、70%くらいは考えているんじゃないかな?
この二つの質問が、飲食業界の流動性を裏付けていると思っています。

さて、あなたの会社が、100店舗持っているチェーン店としましょう。
店長になる人は、100人いるのは容易に理解できますよね。
1店舗に社員3名くらいなら、店舗で働く人は、
店長含めて300名です。
店長より上の役職、100店舗を10店舗ごとに見るエリア長が10名、
その上の5エリアづつ見る、統括が2名、
さらにその上の営業部長が1名。
100店舗規模のチェーンでも、現場で働く人は313名になる訳です。

転職する際に、店長経験無しだと、
どういうことを意味するかというと、
全社員の3割にも入れない人たちという事を意味します。
あなたが企業の人事担当だった場合、
店長経験者と、未経験者。どちらを採用しますか?
勿論、年齢とか、重要な要素になってきますが、
30代半ばの人だったら、どちらを採用しますか?

今まで、私は、色んな人が辞めて行くのを見てきていますが、
必ず上に書いた様な事をお話します。
飲食業界に入ると、「まずは店長を目指してください」っていわれます。
要するに、そこが、組織人としてのスタートラインとなるからです。
色々、考える部分あるかと思いますが、
今、店長未経験で、転職を考えているなら(20代前半は別)、
もう一度考え直して、店長を目指してみてはいかがでしょうか?

それでは

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