2018年3月30日金曜日

あなたの店長は魅力的ですか?あなた自身は魅力的に振舞ってますか?

こんばんは

私は、初めて店長という職務についてから、
もうかれこれ20年以上になります。
今の部下達は、私が若い頃に比べて、
店長になりたいという意欲があまり感じられない様な気がします。

そりゃそうだ。
責任ばかり重くて、ただでさえ人員不足の飲食業界です。
人員不足による、シフトの穴は店長が埋める、
当然休みも自由には取れないし、拘束時間も長い。
そして、給料は!?
仕事の割りにあまり良くない。
店長には、店長手当てが出る替わりに、残業手当がない会社も多いと聞きます。
それだったら、責任も重くなく、仕事もアルバイト達とさほど変わらない、
副店長や、一般社員でいいや~って思ってもおかしくない。

店長になってみないとわからない事はたくさんあります。
店長という立場からの景色を見ずに、店長にならなくても良いと考えるのは、
どうなんだろう?
たぶん、下の立場から見たら、
店長ってつらいだけなんだろうな~って思っている方が大多数なんだと思います。
「部下は上司の背中を見て育つ」って、よく言いますが、
現職の店長の背中は悲壮感に満ちているのでしょう。
これが、店長になりたくないと思う一番の理由なんでしょう。

まずは、現職の店長が、「店長職の魅力や面白さ」
部下達に伝えなければならないと思っています。

私自身20年も店長しているので、少しは店長職の魅力を語れるかもしれません。

1つめは、
アルバイト達に頼りにしてもらえる事
えっ?そんな事?って思うかも知れませんが、
店長になると、「店長」っていやになるくらい呼ばれます。
副店長時の3倍くらい、名前を呼ばれます(笑)
部下達に頼られる事は、「承認欲求」を満たしてくれます。

2つめは、
店長という職務権限で、店舗を好きな様に出来る。
自分の考えを理解させる為には、
有無も言わせないオペレーション力があるか、権限を利用するしかありません。
アルバイト達にものを言って、思い通りの店舗を作るためには、
店長という権限は絶対必要なんです。

3つめは、
自分が育てた部下の成長をライブで見届けられる
店長の職務で、最も重要なのが、部下の育成です。
自分が教えた部下達が、自分が教えたとおりに働いてくれる。
今まで自分がしていた作業を、部下達がやってくれる。
これぞ、部下の成長を実感できる時なんです。
そして、どんどん仕事を吸収して、成長していく部下の姿を見ることは、
実に気持ちがいいものなんです。

以上の3点が、
店長という立場に立たないと、見えない景色なんです。
他にもいっぱいあるけどね(笑)
私は「職場の雰囲気が、店舗の雰囲気を決める」という考えの
持ち主なので、常に余裕を持って、極力笑顔で振舞えるように心がけています。
アルバイトから「大変ですね」っていわれても、
「余裕」って答える様にしています。
ホントは結構辛かったりする事もありますが(笑)

感じ方は、人それぞれですが、
私は、私の背中を見ている部下が、店長になりたいって思ってくれたら、
ホントに嬉しいので、そうなる様に努力しています。
停滞している組織は、これが出来ていない事が多いです。

副店長や一般社員の方は、
店長になる前に、部下やアルバイトに対し、
こう振舞えば楽しそうに見えるとか、
充実してるように見えるという視点で、
自分の行動を振り返ってみるのも良いかも知れません。

それでは

2018年3月29日木曜日

お金と時間を費やして採用した人財だからこそ、大事に育てましょう

こんばんは

そろそろ、新人アルバイトが多く入ってくる時期かと思います。
全く飲食を知らない人たちも多くいるかと思います。
ただでさえ、人手不足の飲食業界です。
すぐに辞められない様に、大事に育てたいものですね。

アルバイトが辞める時に、本音を話して辞めていく人は、
実はほとんどいないんです。
色々理由をつけて、辞めていくのが大体かと思います。
何故辞めていくのでしょうか?
辞めていくアルバイトの要因のトップは
店長・社員の雰囲気が悪いからというのが、
実に15%も占める理由のひとつなんです。

以前上司である店長の悪口言ってたりしませんか?の記事でも述べていますが、
店長の悪口を言っている副店長。
部下の悪口を言っている店長。
その間に挟まれるアルバイト達。
雰囲気が悪いのは容易に想像つくかと思います。
新人アルバイトは、極度のストレスの中で働かなくてはなりません。
自分が新人だった頃を思い出してみてください。
そこに、誰かの悪口をいわれたりしたら、
私だったら、速攻辞めますね(笑)
辞める理由がわかっているなら、
その理由は潰していかなければなりません。

私は常々部下やアルバイト達に
「店舗の雰囲気が店舗の良し悪しを決めるんだよ」って、
教えています。
これは、お客様だけでなく、従業員にも言える事です。
お客様の前で、大声で怒鳴り散らす店長なんて話よく聞きますが、
私にいわせると、言語道断なことなんです。
きっとそんな店舗は、店に入っただけで雰囲気の悪さが
判ってしまう様な店舗なんです。

先にも書きましたが、新人アルバイトは極度のストレスの中、
仕事に臨みます。
私たちができる事は、
このストレスから如何に開放させてあげられるか?という事になります。
飲食業界は人手不足なので、
1から10まで付きっきりで教える事は困難かと思います。
だけど、最初から「放置」は絶対だめです。
そんなことしたら、絶対辞めます。
職場の雰囲気に慣れてもらうまで、
新人アルバイトから目を離しては絶対に駄目なんです。

承認欲求って言葉をご存知ですか?
人は誰しも、その存在を認めてもらいたいという欲求があり、
それが満たされることが、モチベーションにつながるというやつです。

それは、新人アルバイトでも同じこと。
新人アルバイトは、
仕事を覚えていない、何もできない事へのストレスがほとんどです。
じゃ~教える側は、どうしたら良いのでしょう?
そうです。
教えた事が出来たなら、「褒める」という事なのです。
それも、オーバーにね(笑)
褒められて悪い気がする人は、あまりいません。
わざとらしいと思われていても、嬉しいものなんです。
そうやって、褒める事で仕事に対してのモチベーションを上げてあげるのです。

そして、仕事が終了したら、
必ず、一緒にその日の仕事を振り返り、
次の出勤時にチャレンジする課題を示す事。
これらが出来れば、店舗の雰囲気が悪くない限り、
絶対に辞めません。

新規アルバイトの採用がしやすい時期ですが、
昔のように、ガンガン応募が来る店舗は、
そう多くないと思います。
せっかくお金と時間を費やして採用した人財だからこそ、
大事に育てて、戦力化していきましょう。

それでは

2018年3月28日水曜日

人手不足という苦難は、スタッフ同士の結束を強くする。

こんばんは

現在、私の店舗は究極の人不足。
人不足の店舗は、今までたくさん経験ありますが、
こんなにアルバイトが採用できない店舗は、
初めてかもしれません。

そもそも飲食業界って、
休みが取れないとか、労働時間が長いとか、汚いとか…
様はブラックなイメージが先行しているせいもあるかと思います。
実際は、労務環境を良くするための対策に、
取り組んでいる企業もあるかと思います。
しかし、世間一般が持っているイメージは簡単には変えられない程、
深く根ざしている様です。

私が若かりし頃、昔の上司が
「店舗はどんな状態であろうと、オープン時間がきたら、
開けなければならない。だけど、その日訪れたお客様に
満足してもらうという事は、いつでも変えてはならない」って教えてくれました。
そして、
「その為に、何する?」ってね。

私は、必要人員に足りない状態で、店舗を運営した経験は多々あります。
重要なのは、
「人がいないなら、いないなりにベストを尽くす事」
今日来てくれたお客様を、いかに満足させるか?
これは、人が揃っていようがいまいが、関係のない、
接客業の大命題です。
人手不足の店舗は、ここを忘れがちになり易いです。
少数精鋭という言葉があります。
人手不足の店舗は、これを目指さなきゃだめでしょう。

限られた人員で、営業する場合、
作業の効率を最大限にしなければなりません。
スタッフ個人個人の役割分担を明確にして、
フォロー体制までルール化しないと、とたんに崩れてしまうものです。

もし、あなたの店舗が人手不足に悩まされているのなら、
今一度、現在行っている作業を見直してみてください。
無駄な動作や、無駄な作業がたくさんあるかと思います。
それらを無くす努力をする事が、作業の効率化です。
そしてそれを運用するためのルールを作ってください。
少しでもお客様に満足していただくためにね。

人手不足の時は、店舗はどんよりとした空気になります。
こういう時こそ、店長を含めた社員は、
明るく、元気よく振る舞い、この空気を払拭する役に徹してください。
そして、何より、人手不足の中働いてくれるスタッフに
必ず感謝の「ありがとう、がんばったね」っていってあげてください。

同じ苦難を乗り越えた仲間は、
どんな仲間より、結束は固くなります。
店舗を作る上で、必要不可欠な条件です。

人員難はきっとこれからも変わらずに続くでしょうが、
お互いがんばっていきましょう。

それでは

2018年3月25日日曜日

数値の基本は、数式の内容をキッチリ把握する事からスタートです。

こんばんは

今日は数値の話をしようと思います。
店舗は一つの会社です。
会社は利益を出し続ける事が
存続の大前提となる事は、容易に理解できるかと思います。

店舗で使う数値に対する計算式は、
足す(+)引く(-)掛ける(×)割る(÷)という、
いわゆる四則演算だけなんです。
という事は、式さえ分かれば、小学生でも答えを導き出せるものなんです。

さて、本題です。
では、利益って何?
計算式は
売上-経費という式となります。
実は、こんな簡単な数式から、答えを導き出せるのです。
では、利益を上げるためには?
この計算式で考えるのなら、
売上を上げるか、経費を抑えるかの2択しかありません。

実は売上を上げる事は、利益を出す為の一手段なのです。
また、経費を抑える(人件費や原価)も利益を増やす為の手段でしかありません。
私は、計算式から、行動を考える事は、
数値に強くなる第1歩だと考えています。
数字は嘘をつきませんし、数式を理解する事の方が
実際理解しやすいと考えるからです。

利益を上げる為の手段の売上は、どんな計算式なんでしょう?
一般的には、
客数×客単価という計算式になります。
この計算式から
客数を増やすか、客単価を上げれば、
売上が上がる事が理解できるかと思います。
では、客数は?
男性客+女性客かも知れないし、
予約客+フリー客かも知れない。
そうして、細かく分割していく事で、売上を上げる行動も、
細分化され、より具体性を増していきます。

まずは、数値がどのような計算式によって
成り立っているかに興味を持って、調べる事。
そして、計算式の数値が「こうなれば」結果「こうなる」を考えてみてください。
そういう練習は、損益計算書(PLって呼んでる所が多いかな?)をみて、
考えてみる事が一番のおすすめです。
実際の店舗の生きた数値の集まりなので、
実際の現場での改善策につなげることが出来ます。

ぜひ損益計算書を眺めてみる事からスタートしてみてください。
わからなければ、店長にどんどん聞いてみてください。
その行動が、店長に認めてもらえるきっかけになるかもしれませんよ。


それでは

2018年3月22日木曜日

飲食業で、仕事が出来る人になる為の2つの大きなポイント

こんばんは

以前の記事でも述べたかと思いますが、
自分が仕事が出来ると思っているのに、周りからはそう思われないって方は、
多くいるんじゃないか?って思っています。

何故か?
仕事が出来る?出来ない?の評価は、他人からの評価であって、
自己評価ではないからなんです。
自分が思っている以上に評価されない方は、
「ホントは頑張っていない」か「頑張り所が間違っている」の2択です。
頑張ってるアピールは、やはり頭を使わなくては出来ない事なのです。

最近の若い社員さんは、教えていてもメモを取らない人が非常に多い。
どれだけ、記憶力に自信があるのか?頭が良いのか?知らないけど、
これ、非常にマイナスポイントです。
上司からみたら、例え読み返すことのないメモとなるかも知れないけど、
メモを逐一とっている人の事を頑張ってるって思います。
逆の立場で考えてみてください。
容易に理解できますよね?

他人がくだす評価である以上は、逆の立場で考えてみる習慣が必要なのです。
飲食業界は接客サービス業ですから、
自分がお客さんだったら、これはどうだろう?とか考える力はあるのですが、
これが、上司だったらどう考えるだろう?という習慣は大多数はありません。
一部の仕事が出来る方は、これが出来るから、
仕事が出来るの評価をもらっていたりします。

お客様であろうと、上司であろうと、
常に、相手の気持ちに立って考えれば、的を得た行動が出来るはず。
お客様に対して出来るのであれば、上司に対しても出来るはずです。
上司が何を求めて、どんな結果を期待しているのかを考える事が、
仕事が出来る人になるための第一ステップかと思います。

更に、限られた時間の中で仕事をこなす為には、
もう一つ、「先を読む」という力が必要になってきます。

例えば、
お客様が入店して、着席されたら、
お冷提供やお絞り提供がありますよね?
これは、すぐに行う事。
では5分後は?
そうです、注文を受けに伺いますよね?
↑これが最小単位の先読み。
5分後に注文が入るのなら、お客様の近くにいた方が良いに決まってますよね・
注文が入ったら、当然料理が出てきます。
↑これ何分後?
例えば10分くらいかかる料理オーダーが入ったとしましょう。
10分間は料理は運ぶ必要がないから、他の作業できますよね?
↑これも先読み。

常に、今ある現象の結果が何分後に起こるか予測しながら行動するのが、
先を読むということなのです。
こういう風に考える事で、隙間の時間が作業で埋まっていきます。
これが、要領ってやつで、
仕事の出来る人はこの時間の使い方が出来る人なんです。

前回の記事でも述べましたが、
個人個人の作業スピードは、それほど大差ないんです。
要はこの隙間の時間を埋められているかによって、仕事の速さが変化するのです。

「相手の立場で考える事」「先を読む力」を身につける事で、
一気に仕事の出来る人になれるかもしれません。

何事もまずは自身が意識する事からスタートです。
皆さんも意識してみてください。


それでは


2018年3月21日水曜日

声をだす事は、実はリーダーシップを身につける為の入口なんです。

こんばんは

飲食店のピークタイムは、限られた人員が最大限に能力を発揮しても、
お客様のタイミングと店舗のタイミングが合わなければ、
想像を絶する程、ハードになります。
ましてや、人員が常に不足状態の店舗であれば、なおさらです。

そんな中で、陣頭指揮をとり、店舗の運営をスムーズにするために、
指示を出したり、自ら行動するのが、店長を含めた社員の仕事といえます。

社員はオペレーションの中心にいなければならない。
飲食店で、仕事をしていく以上は、このピークの時間は避けて通れません。
ピークタイムの運営次第で、その日の売上げが大きく変わってしまいます。

よく、ピークタイムでメンバーの中に埋もれて作業に没頭し、
存在感ゼロになってしまう、副店長や社員に遭遇しますが、
これは、駄目。
以前店舗でNo1であることの必要性とは?の記事でも述べたとおり、
オペレーション力が足りていない証拠だからです。

本当にオペレーション力がある人(「強い人」ってこの業界では言います)は、
ピークタイムこそ、自分の力量の見せ場って思っているので、
ここぞとばかり目立ちます。
自然と、ピークタイムを仕切る事になり、アルバイト達からも、
頼られる存在となっていきます。

リーダーシップのきっかけは、ピークタイムから生まれる。
そうなんです、
ピークタイムという、店舗の営業時間の中からしたら、
2~3時間の時間で、目立つ事が出来れば、
アルバイト達に存在感をアピールする事ができ、
自然とリーダシップが取れる様になってきます。

以前、アルバイトは社員であろうと、
自分よりオペレーションが「強い」か「弱い」かで、
力関係を考えています。
ピークタイムで目立つということは、
それだけで力関係で優位に立てるという事は理解できるかと思います。

実は飲食店は体育会系なんです
オペレーションに自信のない人はどうしたらいいでしょう?
飲食店の大元は、体育会系にありがちな「根性論」があったりします。
根性論を嫌う方々もいますが、私は、それを否定するつもりはありません。
根性論だけで、店舗運営をするのはどうかと思いますが、
やはり、本流では「根性論」は存在しています。

体育会系の部活やサークルに所属した時、
最初にやること(やらされること?)ってなんですか?
「声だし」だったりしませんか?

仕事が出来ないなら、出来ないなりに出来ることをする。
これ、社会人の基本です。
オペレーションに自信がなくても、
声を出す事なら、出来ますよね?
だったら、オペレーションに自信のない方は、
声をだす事を頑張ってみてはいかがでしょう?
声を出すことで、ピークに溺れて、落ち込んでいく気分が
少しだけ、解消されます。
そして、周りのアルバイトスタッフ達にも、
一生懸命さが伝わります。

何より、アルバイトスタッフが真剣にあわてていて、
笑顔一つない店舗より、
から元気でも大きな声が出ている店舗の方が、
利用して気持ちいいかと思います。

そしてアルバイトスタッフ達は、あなたの大きな声の力で、
どんよりした気分が救われるかもしれません。

私は常々、「店舗の雰囲気は、スタッフの気分の現れ」だと、
副店長や社員に伝えています。
店舗をいい雰囲気にするためには、
元気の良い「声」がキーワードになるのです。

それでは

2018年3月19日月曜日

スムーズに仕事をしたいなら、まず自分の動きの中の無駄な部分を無くせ!!

こんばんは

今日は、仕事をスムーズに進めるコツについて考えてみようと思います。
私達飲食業界は、やはり、スピードが求められるのですが、
実は、個人個人の作業のスピードなんて、そんなに大差ないんです。

では、どうして仕事のスピードに差が出るのでしょう?

仕事の早い人を見ると、作業に無駄がないんです。
私が、ファミレスでまだ下っ端の頃、出会った店長がいました。
今ではもう付き合いはないのですが、
接客・調理、いわゆるオペレーションに関しては、
いまだに師匠と思っている人がいるんです。

飲食店では、店内が忙しくなってくると、
「走れっ!!」って感じになってきます。
走らないと間に合わないから、走らざる得ません。
だけど、私の師匠の店長は、どんなに忙しくても、決して走らない。
でも、作業が遅いわけではないんです。いや、むしろ誰よりも早かったりします。
当時の私は、物凄く衝撃を受けました。
何故?走らなくても、早く出来るんだろう?
私は、師匠の動きが、逐一気になり始め、観察をしました。

そこで発見したこと。
それは、師匠の動きには無駄な動作がひとつも無いということ。
ある作業があり、その作業の無駄な動きをなくしていけば、
走らなくても出来る!!
そして、「走らない」のに「早い」って、カッコイイ!!って思ってから、
その師匠を目標にして、
自分の作業スピードを再度見直すきっかけにした事を覚えています。

そうする事で、私は、オペレーションスピードに自信を持ち、
グンと成長できたと思っています。
作業を常に見て、無駄な部分や余計な動きをチェックする習慣は、
この時、身につけたものかと思います。

店長は、日々店舗のオペレーションを観察して、
店舗のオペレーションを確立するという、仕事を持っています。
私は、師匠の様な店長に出会い、私自身の興味から答えを導き出しましたが、
皆さんはどうですか?

走って早いのは当たり前。
だって、走ってるんだもん(笑)
でも、走らなくても早い。
意識する事で、自分自身の作業や動作を
もう一度見直す事が出来るのではないでしょうか?

走り回っている人から見たら、
「あいつこんな忙しいのに、ちんたら歩いてるよ」って思われるかもしれません。
だけど、ホントは早いんです。
先のように思う人は、そこから先を気づけないかわいそうな人なんです。
でも、わかる人が見たら、ちょーカッコイイって思ってもらえます。
そんな、人たちが、皆さんの店舗にいる事を祈ってます。

それでは

2018年3月17日土曜日

店舗でNo1であることの必要性とは?

こんばんは

私は店舗で出会う部下達にいつも同じ事を言っています。
それは
 「接客・調理においては、
 店舗でNo1を目指しなさい!!」
飲食店は、店長や社員あろうと、新人アルバイトであろうと、
接客や調理に変わりはないお仕事なんです。
そして、飲食店は店長を含めた社員よりも、
アルバイト達の方が人員も多いし、労働時間も当然多いのです。
だから、いかにアルバイトを動かして、店舗を運営するかが、ポイントになってきます。

店長を含めて、社員の仕事は
「ヒト・モノ・カネ」の管理といわれています。
さて、この3つの中で一番管理の難しいのは、どれでしょうか?

答えは
「ヒト」です。
何故だかわかりますか?
「モノ」と「カネ」には意思がありません。
つまり、「モノ」と「カネ」に文句を言われる事は、
絶対にありません。だから、そこに対しての仕事は管理するだけで良いのです。
だけど、「ヒト」はそういう訳にはいきません。
「ヒト」には意思があるからです。
人を動かすためには、その人を動かす為の動機が必要です。
アルバイト達は、どういった動機で仕事をするのでしょうか?

店長は、店長という役職があるため、
命令されれば、選択肢は従うの1択しかありません。
もし、命令に従わなければ、アルバイト達は、
シフトに入れてもらえなくなったりするのが理解できるから、
当然、従うしかありません。注)常識の範囲内の話ですよ(笑)

では、副店長以下の社員さんはどうでしょう?
実は、飲食店に限らず、働く人の心理は、
立場上の上下関係より、実力の上下関係で物事を見る習性があるのです。
 自分より仕事ができる人のいう事は聞くけど、
 できない人のいう事は聞かない。
この心理を理解できる方は多いかと思います。

本人が出来ていない事を、「やれ」といわれても、
部下は「自分が出来ていないのに「やれ」っていわれてもねぇ~」となるのは、
当然の結果です。
これが許されるのは店長という役職のある人だけなんです。
今では、それでもシカトされる店長もいますけどね(笑)

では、どうしたらいいのか?
答えは実にシンプルです。
そのアルバイト達より、接客や調理のレベルが
上回れば良いのです。

アルバイト達と社員の関係は、
仕事という共通点から結ばれています。
だから、解決策はその部分で、まず勝つ事が最優先となります。
それは、スピードかもしれないし、
クォリティーかもしれません。
そういった事に対する、努力しているという姿勢なのかもしれません。

私は、店長という立場にいるので、
アルバイト達からの愚痴をもらう事も多々あるのですが、
最近の若い社員(20代前半くらい)は、出来ていないのに、
「やれ」という方が多いような気がします。
自分がアルバイト達にどういう風に見られているのか、
あまり意識していないし、そもそもアルバイト達の仕事に
興味を持っていない様に感じます。

アルバイト達に興味がない人に、店舗の運営は正直できません。
アルバイト達で成り立っている業種なんだから、
そんな事当たり前ですよね?

ところで、これを読んでいるあなたは
店舗でNo1ですか?

少し考えてみてくださいね~

それでは

2018年3月16日金曜日

飲食業界はブラックっていわれているけど、どうなの?

こんばんは

世間一般の方に「飲食業」の仕事ってどう思うか聞いてみると、
恐らく「ブラック」という答えが返ってくる事が多いかと思います。

長時間拘束、公休が取得できない、上司からのハラスメント、
バイトがらみのストレス等々
ブラック的要素は、結構あるものです。
しかし、ホントに「ブラック」なんでしょうか!?

ブラック企業の定義
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど
企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
公には、定義づけされていないのですが、わかりやすくいうと、
上記3点なのかなって思います。

こんな事いうのもなんですけど、上記3点の観点からいうと、
間違いなく「ブラック」ですね(笑)

ブラックって言葉の意識の違い
では、何故飲食業界で仕事している人がいるのでしょうか?

私が飲食業界に足を踏み入れた20数年前、
今風の言葉で言えば「ちょーブラック」って感じでした。
私が入社したのは大手の外食企業で、その会社ですら、そんな感じだったので、
他の飲食店は「スーパーブラック」=「漆黒の闇」だったに違いありません(笑)

ここ数年で「~ハラスメント」なんて言葉が横行していますが、
実は、受け手が主体の言葉なんです。
セクハラにしても、パワハラにしても、
被害を受けた人が、そう思うか思わないかで、変わってきます。
ブラックという言葉も、そこで働く人がそう思うか思わないかです。

仕事というものが自分の人生の中にどう位置づけしているかによっても
変わってきます。
残業ゼロなんていいますけど、
お金を稼ぎたい人は、残業して稼ぎたいと思うでしょう?
休みに出勤してでもお金稼ぎたいと思う人もいるでしょう?

そうなんです、人により価値観は当然違うので、
当然定義も曖昧になってくるのです。

会社のイメージが「ブラック企業」となってしまうと、
その会社は、大ダメージです。
それでも、その会社で働く人がいて、就職する人がいるんです。

会社というのは、人の集合体である以上は、
色々な価値観を持った人がいるのが当たり前です。
「ブラック」云々言う人は、大抵会社の外の人たちです。
でも、実際中で働いている人は、外の人が思っている程、
ブラックって思っていなかったりするものなのです。

飲食業界でなくたって、
会社にはブラックな要素はいっぱいあります
飲食業界でなくても、長時間拘束されるとか、
サービス残業があるとか、パワハラがあるとか・・・
当然あるかと思います。
残業ひとつとってみても、就業時間内に終わらせらない量ならしょうがないけど、
タラタラと仕事してないなら、残業代は払いたくないですよね。
これ、一般企業も同じ事だと思います。

ただ、キャパオーバーの仕事をさせているのかを、証明する事は
とっても難しい事です。
結局、仕事なんで、どこでもある事だと思っています。
なんで、飲食業界がこんなにまで、「ブラック」ていわれるのか理解に苦しむのですが、
まだまだ、一般の企業に比べて、
「ブラック」脱出って事考えてる人が少ないんだろうなぁ~って思います。
飲食業界は、今後、人不足に悩まされるだろうって、
ここ数年いわれ続けてます。
でも、この部分を改善する努力を惜しまなければ、
会社の先はないんではないかと思います。

それでは

2018年3月14日水曜日

どうしたら、店長に認めてもらえるのでしょうか?

こんばんは

「自分頑張ってるのに、なかなか認めてもらえない」って思っている方は
多いのではないでしょうか?
どうしたら、店長に認めてもらえるのか、考えてみましょう。

出来る人は、言い訳をしない
仕事を進めていく中で、店長に注意されたり、
怒られたりする事は多々あるかと思います。
そんな時に、自分を防衛する意味で言い訳していたりしませんか?

実は、店長は言い訳が欲しくて、注意をしている訳ではありません。
要するに出来るようになるための指導をしているのです。
だから、言い訳をされればされる程、だんだん腹が立ってきます(笑)
そーすると、もっともっと怒られる破目になります。

出来る人は、店長の注意が指導だという事を十分理解できている為、
「はい、わかりました。注意します」の一言で終わります。
また、出来る人ほど、その時の表情はちゃんとしているものです。

出来る人は自分の力量を自己分析できている
出来る人ほど、自分の力量を自己分析できています。
冒頭の「自分頑張ってるんだけど、認めてもらえないなぁ」って思っている方。
これは、店長からみたら、頑張っていない。
もしくは、頑張りどころが間違っているの2択しかありません。
店長は、何を期待しているのか?考えてみた事ありますか?
実は、上記のような事を言う人に限って、
店長の求める事など、一切考えずに一人よがりなことが多いです。
いわゆる自己満足ってやつ。
それじゃ認めて貰えないって事、理解出来ますよね。

出来る人は、必ず期限内に仕事を終わらせる
社会人としての基本です。
依頼された仕事は、期限内に終わらせる。
提出物なら、完全記入。これ常識です。
でも、意外と出来ていない人って多いもんです。
でも、出来る人は期限を意識して取り組むことが出来るので、
いわゆる、段取りってやつね。
期限オーバーなんて、絶対にない。
段取り力は、飲食の仕事には欠かせない能力の一つ。
こういう人は他の仕事も絶対に早いです。

上記に上げた3点を意識して行動してみてください。
必ず、少なからず店長から最近変わったなぁ~っていわれます。

まとめ
①言い訳は禁物
店長の注意や叱責は、自分の出来ない事への指導だと考える。
②自分の能力を的確に自己分析
店長が自分に対して、何を求め、どんな結果を求めているのか考える。
③仕事は、期限内に
期限から逆算した、段取り力は飲食には欠かせない能力の一つ。


それでは、頑張っていきましょう。

2018年3月10日土曜日

副店長・社員さんの一番学びたいことは数値についてなんです。

こんにちは

私は店長というキャリアの長さゆえなのか、
副店長・社員の勉強会の講師をしていたりします。
自分自身、学生時代は教師になる事を夢見ていたので、
人にものを教えるということは、正直嫌いではないので、
そういう依頼を快く受け付けています。

さて、講師という立場で考えると、
講義を受ける人たちが学びたい事って何だろう?って考えたりします。
わからない事は聞いてしまえ~って、質問してみると、
大体答えは「数値について」って答えが返ってきます。
「数値」って?
おいおい、何の数値について学びたいの~?って逆に質問しちゃいます(笑)
まずは、数値って何?ところからおさらいしてみましょう。

数値は結果である。

飲食店では無くても、企業でいう数値というものは結果を表すものなんです。
結果とは?
「ある行動に対して、その行動によって引き起こされた事」を意味しています。
つまり、数値を学びたいと思うなら、
この大前提を理解していないと駄目なんです。
 例えば、「客単価(店舗のお客様1人あたりの売上)を上げる為に、
 全テーブルにおすすめをしてまわろう」って取組みを店舗で行うとします。
 「取組みを行ったら、客単価が100円上がりました」
この客単価が100円上がったというのが結果を意味しています。
数値というもの理解するという事は、この結果の事を理解する事ではなく、
「この全テーブルにおすすめをしてまわろう」っていう行動をしたから、
客単価が100円上がったという、結果を出したというプロセスを理解する事なんです。

数値は嘘をつきません。

数値は、結果だという認識は出来ましたか?
結果が数値に表されている事は、客観的に物事を評価するのに便利です。
そして、何よりわかりやすいです。
数値は、物事の尺度を測る一番わかりやすいものなのです。
数値は嘘をつかないというのは、ある取組みに対して、
ちゃんと取り組んだか、取り組んでいないか、すぐにわかるという事なんです。
数値を見るという事は、そういったプロセスを考える事なんです。

数値に興味を持ちましょう

私は、常々「数値に強くなりたいのなら、数値に興味を持ちなさい」といっています。
どんな数値でもいいので、1つだけ、
1ヶ月興味を持って追って見るようにしてみてください。
1つだけじゃなく、2つでも3つでもいいです。
その数値の変化の要因はなんなのか、考えてみてください。
その数値に至る、プロセスを理解する事が、数値に強くなる秘訣です。

まとめ

数値は結果である。
数値は嘘をつかない。
数値に興味を持ちましょう。

それでは

2018年3月8日木曜日

飲食店の正社員とアルバイトの違い

こんばんは

飲食店は特殊な業種であることは、以前にも説明したかと思います。

飲食店で働く社員さんとアルバイトさんって
何が違うのでしょうか?

答え
接客と調理に関しては、何も違いはありません。

そう、飲食店の仕事は社員もアルバイトも全く持って違いは無いのです。
では、何が違うのでしょうか?

答えは、責任です。
店舗の売上げ作る為に、はたまた利益を作る為に、
何をするのかを考え、行動する事で、それに対して責任を負うのが社員の仕事なのです。
実際、会社の方針に従って、店舗の舵を切るのは店長です。
これは、いわゆる意思決定というやつで、店長はそこに全責任を持つことになります。
結構、重いよね~(笑)
切った舵に対して、アルバイトさん達をまとめるのが、
副店長さんや社員さんのお仕事なんです。

私はよく、
店舗を人間の体に例えると、店長は脳みそ、
副店長・社員は心臓」と、
部下達に教えています。
要するに、店舗の方向性を決定するのは店長で、
副店長や社員はそれを店舗で実現するための「実動部隊」って説明をしてます。

とはいえ、自分よりキャリアの長いアルバイトさんに、
ものを言えない若い社員さんが、多くいます。
これを、解消するために、私から、一言アドバイスがあるとすれば、
店舗で1番、接客・調理が出来る人になれ!!」ということです。
店長は接客・調理が店舗で1番という必要は無いかと思います。
それは何故か?
店長は、店長という立場で命令できるからです。
しかし、副店長・社員はそれが無い。
よほど言葉巧みに、アルバイトさん達を動かす能力があれば別ですが、
アルバイトさん達は、間違いなく、接客・調理のレベルで上か下か判断しています。

そんなアルバイトさん達に対等にものをいうためには、
副店長・社員の接客・調理レベルを上げるという方法が、
一番手っ取り早いんです。

飲食店では、人とのコミュニケーション力が店長への近道といわれていますが、
コミュニケーションが得意でない人もたくさんいます。
 注)ビジネスでいうコミュニケーションは、
 仲良くするという意味ではなく、
 意思疎通=組織の考えを理解させるという意味で使われます。

そんな人でも接客・調理が店舗で1番になれば、
アルバイトさん達から一目置かれる立場になります。
そうすれば、店舗で取り組むべき案件を、
スムーズに伝えて行く事が出来るんです。

まとめ
アルバイトさんにものがいいづらいのなら、
接客・調理は店舗で1番を目指せ!!

それでは

上司である店長の悪口言ってたりしませんか?

こんばんは

つい最近、自分のエリアの副店長君が店長になりました。
自分は、店長のキャリアが無駄に長いため、
副店長の勉強会等で、講師をしていたりします。

この副店長君がどんな仕事をする人なのかは、一緒に仕事をしたことが無いので、
全くわかりませんが、一緒に勉強会や研修の後で、
一緒に飲んだりするので、その人となりがわかります。
この副店長君は、現店長の悪口を副店長の集まりの時に言いまくっています。
愚痴ではなく悪口です。ここが重要なポイントです。

副店長は店長のお仕事のサポートをしています。
業務のサポートをする事で、店長業務の一環を学んでいくものなのです。
だから、期待値が高い副店長君は、仕事も多く振られるし、
無理な課題を振られたりする事も多くあるかと思います。

嫌がらせで仕事を振る店長はあまりいないはずです。
あくまで、教育の一環で仕事は副店長に振られるものなのです。
自分は、仕事に関して、教えて貰えないとか、キャパオーバーとか言う事は、
愚痴だと思っています。
当然、これは有り。

だけど、悪口は違います。
店長の人格否定すら入ってきてしまいます。
そして、それをありとあらゆる人(バイトや、他の店の社員さん)にいっていたらどうでしょう?
正直言って、周りは、悪口を言っている人の人格を疑います。
少なくとも、そこには敬意だとか、愛情だとか義理・人情的なもの、
そういった感情が一切入っているとは思えないからです。
要は嫌いなだけじゃんって思います。

仕事は、
好きとか嫌いとかの感情抜きにしなきゃだめなんです。
いつも好きな人たちと仕事できる訳ではないんです。
むしろ、嫌いな人と仕事する事も多いんです。
自分が与えられた店舗を良くする事。
この1点で、考えが共有されていれば、
嫌いな人だって関係ないですよね?
そこを否定しちゃだめです。
割り切れば良いだけです。

先の店長になった副店長君は、そんな事もわからず店長になっています。
店長って、そんな楽な仕事じゃないし、
飲食の社員って、これから先の店長時代のほうが、
副店長時代より遥かに長いし、経験する事も多い。
この副店長君は、店長になった今後、
相当な苦労をするんだろうな~って思います。

まとめ
仕事に関して、店長の愚痴は持っていて当たり前の事。
愚痴をいうことは、全然有り。
上司である店長の悪口ばかり言っているのは、
自分の評価が低くなると思え!!

それでは

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