2018年3月25日日曜日

数値の基本は、数式の内容をキッチリ把握する事からスタートです。

こんばんは

今日は数値の話をしようと思います。
店舗は一つの会社です。
会社は利益を出し続ける事が
存続の大前提となる事は、容易に理解できるかと思います。

店舗で使う数値に対する計算式は、
足す(+)引く(-)掛ける(×)割る(÷)という、
いわゆる四則演算だけなんです。
という事は、式さえ分かれば、小学生でも答えを導き出せるものなんです。

さて、本題です。
では、利益って何?
計算式は
売上-経費という式となります。
実は、こんな簡単な数式から、答えを導き出せるのです。
では、利益を上げるためには?
この計算式で考えるのなら、
売上を上げるか、経費を抑えるかの2択しかありません。

実は売上を上げる事は、利益を出す為の一手段なのです。
また、経費を抑える(人件費や原価)も利益を増やす為の手段でしかありません。
私は、計算式から、行動を考える事は、
数値に強くなる第1歩だと考えています。
数字は嘘をつきませんし、数式を理解する事の方が
実際理解しやすいと考えるからです。

利益を上げる為の手段の売上は、どんな計算式なんでしょう?
一般的には、
客数×客単価という計算式になります。
この計算式から
客数を増やすか、客単価を上げれば、
売上が上がる事が理解できるかと思います。
では、客数は?
男性客+女性客かも知れないし、
予約客+フリー客かも知れない。
そうして、細かく分割していく事で、売上を上げる行動も、
細分化され、より具体性を増していきます。

まずは、数値がどのような計算式によって
成り立っているかに興味を持って、調べる事。
そして、計算式の数値が「こうなれば」結果「こうなる」を考えてみてください。
そういう練習は、損益計算書(PLって呼んでる所が多いかな?)をみて、
考えてみる事が一番のおすすめです。
実際の店舗の生きた数値の集まりなので、
実際の現場での改善策につなげることが出来ます。

ぜひ損益計算書を眺めてみる事からスタートしてみてください。
わからなければ、店長にどんどん聞いてみてください。
その行動が、店長に認めてもらえるきっかけになるかもしれませんよ。


それでは

2018年3月22日木曜日

飲食業で、仕事が出来る人になる為の2つの大きなポイント

こんばんは

以前の記事でも述べたかと思いますが、
自分が仕事が出来ると思っているのに、周りからはそう思われないって方は、
多くいるんじゃないか?って思っています。

何故か?
仕事が出来る?出来ない?の評価は、他人からの評価であって、
自己評価ではないからなんです。
自分が思っている以上に評価されない方は、
「ホントは頑張っていない」か「頑張り所が間違っている」の2択です。
頑張ってるアピールは、やはり頭を使わなくては出来ない事なのです。

最近の若い社員さんは、教えていてもメモを取らない人が非常に多い。
どれだけ、記憶力に自信があるのか?頭が良いのか?知らないけど、
これ、非常にマイナスポイントです。
上司からみたら、例え読み返すことのないメモとなるかも知れないけど、
メモを逐一とっている人の事を頑張ってるって思います。
逆の立場で考えてみてください。
容易に理解できますよね?

他人がくだす評価である以上は、逆の立場で考えてみる習慣が必要なのです。
飲食業界は接客サービス業ですから、
自分がお客さんだったら、これはどうだろう?とか考える力はあるのですが、
これが、上司だったらどう考えるだろう?という習慣は大多数はありません。
一部の仕事が出来る方は、これが出来るから、
仕事が出来るの評価をもらっていたりします。

お客様であろうと、上司であろうと、
常に、相手の気持ちに立って考えれば、的を得た行動が出来るはず。
お客様に対して出来るのであれば、上司に対しても出来るはずです。
上司が何を求めて、どんな結果を期待しているのかを考える事が、
仕事が出来る人になるための第一ステップかと思います。

更に、限られた時間の中で仕事をこなす為には、
もう一つ、「先を読む」という力が必要になってきます。

例えば、
お客様が入店して、着席されたら、
お冷提供やお絞り提供がありますよね?
これは、すぐに行う事。
では5分後は?
そうです、注文を受けに伺いますよね?
↑これが最小単位の先読み。
5分後に注文が入るのなら、お客様の近くにいた方が良いに決まってますよね・
注文が入ったら、当然料理が出てきます。
↑これ何分後?
例えば10分くらいかかる料理オーダーが入ったとしましょう。
10分間は料理は運ぶ必要がないから、他の作業できますよね?
↑これも先読み。

常に、今ある現象の結果が何分後に起こるか予測しながら行動するのが、
先を読むということなのです。
こういう風に考える事で、隙間の時間が作業で埋まっていきます。
これが、要領ってやつで、
仕事の出来る人はこの時間の使い方が出来る人なんです。

前回の記事でも述べましたが、
個人個人の作業スピードは、それほど大差ないんです。
要はこの隙間の時間を埋められているかによって、仕事の速さが変化するのです。

「相手の立場で考える事」「先を読む力」を身につける事で、
一気に仕事の出来る人になれるかもしれません。

何事もまずは自身が意識する事からスタートです。
皆さんも意識してみてください。


それでは


2018年3月21日水曜日

声をだす事は、実はリーダーシップを身につける為の入口なんです。

こんばんは

飲食店のピークタイムは、限られた人員が最大限に能力を発揮しても、
お客様のタイミングと店舗のタイミングが合わなければ、
想像を絶する程、ハードになります。
ましてや、人員が常に不足状態の店舗であれば、なおさらです。

そんな中で、陣頭指揮をとり、店舗の運営をスムーズにするために、
指示を出したり、自ら行動するのが、店長を含めた社員の仕事といえます。

社員はオペレーションの中心にいなければならない。
飲食店で、仕事をしていく以上は、このピークの時間は避けて通れません。
ピークタイムの運営次第で、その日の売上げが大きく変わってしまいます。

よく、ピークタイムでメンバーの中に埋もれて作業に没頭し、
存在感ゼロになってしまう、副店長や社員に遭遇しますが、
これは、駄目。
以前店舗でNo1であることの必要性とは?の記事でも述べたとおり、
オペレーション力が足りていない証拠だからです。

本当にオペレーション力がある人(「強い人」ってこの業界では言います)は、
ピークタイムこそ、自分の力量の見せ場って思っているので、
ここぞとばかり目立ちます。
自然と、ピークタイムを仕切る事になり、アルバイト達からも、
頼られる存在となっていきます。

リーダーシップのきっかけは、ピークタイムから生まれる。
そうなんです、
ピークタイムという、店舗の営業時間の中からしたら、
2~3時間の時間で、目立つ事が出来れば、
アルバイト達に存在感をアピールする事ができ、
自然とリーダシップが取れる様になってきます。

以前、アルバイトは社員であろうと、
自分よりオペレーションが「強い」か「弱い」かで、
力関係を考えています。
ピークタイムで目立つということは、
それだけで力関係で優位に立てるという事は理解できるかと思います。

実は飲食店は体育会系なんです
オペレーションに自信のない人はどうしたらいいでしょう?
飲食店の大元は、体育会系にありがちな「根性論」があったりします。
根性論を嫌う方々もいますが、私は、それを否定するつもりはありません。
根性論だけで、店舗運営をするのはどうかと思いますが、
やはり、本流では「根性論」は存在しています。

体育会系の部活やサークルに所属した時、
最初にやること(やらされること?)ってなんですか?
「声だし」だったりしませんか?

仕事が出来ないなら、出来ないなりに出来ることをする。
これ、社会人の基本です。
オペレーションに自信がなくても、
声を出す事なら、出来ますよね?
だったら、オペレーションに自信のない方は、
声をだす事を頑張ってみてはいかがでしょう?
声を出すことで、ピークに溺れて、落ち込んでいく気分が
少しだけ、解消されます。
そして、周りのアルバイトスタッフ達にも、
一生懸命さが伝わります。

何より、アルバイトスタッフが真剣にあわてていて、
笑顔一つない店舗より、
から元気でも大きな声が出ている店舗の方が、
利用して気持ちいいかと思います。

そしてアルバイトスタッフ達は、あなたの大きな声の力で、
どんよりした気分が救われるかもしれません。

私は常々、「店舗の雰囲気は、スタッフの気分の現れ」だと、
副店長や社員に伝えています。
店舗をいい雰囲気にするためには、
元気の良い「声」がキーワードになるのです。

それでは