2018年5月11日金曜日

アルバイトの採用面接でしておきたい質問

こんにちは

日々のお仕事、お疲れ様です。

皆さんは、アルバイトの採用面接って経験ありますか?
半分くらいは経験ありなんでしょうか?
私は、基本的にアルバイトの採用面接を、
副店長たちに任せる事はしません。
何故なら、店舗で働く仲間として、相応しいかを見極める場であると同時に、
私自身が、一緒に働きたいかを見極める場でもあるからです。

もちろん例外もあります。
それは、ほぼ採用・不採用が決まっている場合です。
どんな場合かというと、
最近はネットの求人媒体からのメールでの応募なんですが、
店舗でアルバイトの募集がメールで来て、
それから店舗が電話で折り返し連絡をつけるという型が主流かと思います。
私の場合、電話での対応で、ほぼ70%くらい決まっています。
実際にあって面接するのは、その確認の意味もあります。

副店長の勉強の為に、電話対応にて絶対採用すると思った方や、
たぶん不採用だな~って思う方は、
その前提で、面接を行わせています。

さて、アルバイト採用面接をする場合、どんな事に注意したらよいのでしょうか?
面接の来る方は、極度に緊張しています。
緊張している場面で、自分をアピールできる人は多くはないです。
まずは、リラックスできる質問を用意しましょう。
例えば、
「今日のお昼ご飯は何食べました?」
「学校であった出来事教えて?」
答えが「はい」「いいえ」で答えられない質問をすることは基本です。
これでも、会話が進まない場合は、
「緊張してる?」
単刀直入に聞いてみましょう。
返事は当然「ハイ」だろうから、
「大丈夫、こっちも緊張してるから(笑)」
ここで、相手から笑顔が引出せれば、第一段階はクリアです。
私たちは接客サービス業です。
一番大事な事は「笑顔」なんです。
面接官は当然初対面ですが、お客様も初対面なんです。
初対面の相手に笑顔が出せない時点で、不採用決定。
これは、調理担当希望でも同じ事。
私の場合、希望シフトより、人物重視なので、
面接の最初から最後まで、ニコリともしない方は、常に不採用になっています。

相手がリラックスできたのが確認できたら、
希望条件の確認を行います。
自店の状況によって変化するところなので、
もし、店舗が希望する条件と違う場合は、交渉してみましょう。

今後、アルバイトの採用面接をする様になったら、
必ず質問する内容を決めておきましょう。
面接は、相手の人柄や考え方を聞き出す事が目的なので、
そこを引出せる質問を2~3個用意しましょう。
先にも述べていますが、
当然、「はい」「いいえ」で答えられない様な質問です。

私はアルバイトの採用面接時に、必ず聞く質問が2つあります。
それは、
「あなたを動物に例えると何ですか?それは何故ですか?」
「最近あった良い事と、悪い事を教えてください?」
えっ?って思うかもしれませんね(笑)
実は、返答から読み取れる事は結構あるんです。

「あなたを動物に例えると何ですか?」
この質問からわかる事は、
実際働き始めたら、どんなポジションになるかを表していたりします。
人が持っている動物のイメージは大体一緒です。
例えば、
 犬は主人に対して忠実=仕事に対して忠実。
 猫はマイペース=興味を引かせれば、モチベーションを維持できる。
 猿は落ち着きがない=作業スピードは早いが、ケアレスミスも多い。
そんな感じで、ここでの答えが、
実際採用した方の働いている時の姿が想像できます。
私が長年必ず聞いている質問から、
嘘みたいですが、ほぼ当たっています。

「最近あった良い事・悪い事を教えてください」
いかにも簡単な質問ですが、
これも回答の内容で、考え方がわかるのです。
この質問は、
基準が、自分の事なのか、他人にしてもらった事なのかがわかるのです。
飲食業は、お客様あってのお仕事なので、
自分の事より、お客様の事を考える事が必須条件となります。
例えば、
 「電車で老人に席を譲ったら、すごく褒められて嬉しかった~」
これは、他人から褒めてもらう事に喜びを感じている事を表しています。
模範解答ですが、こういう感性は接客業では重要です。
逆に言えば、
 「今日先生にメチャクチャ怒られて、ムカついた~」
全く自己中心的な考えですよね?
こういう感性の持ち主は、常に自分がかわいい方が多いので、
シフトの融通も利かなかったり、
店長・副店長に怒られたときに、ムカついて仕事にならない様なことが、
安易にわかるかと思います。

以上が私が必ず質問している事なんですが、
長年の経験から
一番大事な事は笑顔があるか?その一点なのかなって思います。
今後、アルバイトの採用面接に役立ってくれれば幸いです。

それでは

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2018年5月9日水曜日

五月病っていうけど、正確には入社1ヶ月後病なんです

こんにちは

GWのお仕事お疲れ様です。
今年の4月に入社した、新入社員さん達は、
初めての忙しい時だったんではないでしょうか?

「五月病」って言葉、ご存知ですか?
日本は学校が4月スタートの3月終わりなので、
当然会社も新卒で入社すれば、4月スタートです。
五月病というのは、1ヶ月気を張って新しい仕事に取り組み、
大体仕事に慣れてきた5月に、
ふと我に帰って、仕事のモチベーションが下がってしまう症状をいいます。
新卒が会社を辞めるピークは、この5月~6月の間が一番多い。
会社の方でも、入社から1~2ヶ月くらいのこの時期に、
フォローアップ研修等を設けて、モチベーションを維持向上する為の、
研修会を行っていたりします。

たまたま新卒入社の人たちの、1ヵ月後が5月という事で、
五月病って言われていますが、
仕事を始めて1ヶ月後くらいは、大体モチベーションが下がるものなんです。
これは、アルバイトだって一緒。
アルバイトを最短で辞めたのはどのくらいですか?というアンケートによると、
ほぼ、6割くらいは、1ヶ月以内という答えが返ってきます。

飲食業界は、覚える事が多く、
覚えなければ、全く仕事にならないという事も多いので、
最初の1ヶ月は、ホントに大変です。
だから新人さんに対して私は、
 「最低でも1ヶ月は続けてみてください。
  1ヶ月仕事してみれば、
  仕事の楽しさがわかります」って、話したりします。
4月入社の新卒社員の方も、
今が一番モチベーションが下がる時期だと思いますが、
新しい環境に慣れる事が出来たら、
も少し仕事にも余裕が出来て、仕事を楽しいと感じる部分が出てきます。
そこまで、我慢することも社会人として、重要な事だと思います。
早まって仕事辞めて、新しい会社に入ったところで、
飲食業界ではないにしろ、1ヶ月は我慢の日々が続きます。

モチベーションを自分でキープできる能力を、
この時期鍛えていきましょう。

それでは

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飲食チェーン店って結構特殊な環境だったりします。

2018年5月7日月曜日

仕事を休み無しでする事は店舗にとっては駄目な事

こんにちは

世間は、夏休みに入りました。
きっと休み無しで働いている方も多いのでしょう。
ホントにお疲れ様です。

飲食業界って繁忙日は休みを取りづらい風潮ありますよね、
店舗に在籍しているアルバイトの休み希望で、
自分の休みが変わってしまう事なんて、日常茶飯事ですよね?
若い頃は、身体が動いちゃうので、多少の連続勤務なんて
平気って思ったりするだろうけど、
それが耐えられるのは30歳くらいまで、
それ以降は体力の衰えを感じてきます。

私の経験なんですが、休みを取らないで働く事は、
精神衛生上良くない事です。
そんな事は言われなくても理解できるかと思いますが、
実は、もっと良くない事があるんです。
それは、休み無しで働く事に対して、
アルバイト達に、
「俺、休み無しで働いてるんだけど~」って
アピールしてたりしませんか?
実は、このセリフはタブーなんです。
「大変ですね~お疲れ様です」
建前は同情してくれるでしょうが、
恐らく本音は
「社員なんだし、仕事なんだから当たり前でしょ~」って、

この同情に勘違いして、仕事サボったり、休憩を多く取ったりする事が
多々あるかと思います。
こうなると、甘やかしてくれるアルバイトに、
甘く対応してしまいます。
これって、真面目にコツコツ仕事しているアルバイト達には、
贔屓していると思われていたりします。

本来アルバイトの店舗に対する考えをまとめて、
1つの方向を向かせる仕事が社員の仕事のはずなのに、
自分の甘えが原因で、バラバラになってしまいます。
勤務が長く続くと、そういう事態に成り易くなります。
そんな人が、店長含めた社員の店舗は、
「まっ、いいかっ」って言葉が合言葉になって
全てにいい加減な店舗になっていきます。

若い社員さんは、休みなくても大丈夫って思っているかと思いますが、
アルバイト達からしてみれば、
休み無しで働いて、休みがない事を自慢されることを、
面倒くさいって思っていたりします。

仕事は、休みをキッチリ取ってこそ、
パフォーマンスが最大限に発揮できるものです。
 仕事の時は、きっちり本気で働いて、
 休みの時は、きっちり本気で休む。
このメリハリが、今後、部下を従えて仕事する上で、
とても、重要なスタンスになる事は間違いありません。

GWのようなイレギュラーな時期はあるかと思います。
その分、GW後はいっぱい休んで、
鋭気を養いましょう。

それでは

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