2018年3月10日土曜日

副店長・社員さんの一番学びたいことは数値についてなんです。

こんにちは

私は店長というキャリアの長さゆえなのか、
副店長・社員の勉強会の講師をしていたりします。
自分自身、学生時代は教師になる事を夢見ていたので、
人にものを教えるということは、正直嫌いではないので、
そういう依頼を快く受け付けています。

さて、講師という立場で考えると、
講義を受ける人たちが学びたい事って何だろう?って考えたりします。
わからない事は聞いてしまえ~って、質問してみると、
大体答えは「数値について」って答えが返ってきます。
「数値」って?
おいおい、何の数値について学びたいの~?って逆に質問しちゃいます(笑)
まずは、数値って何?ところからおさらいしてみましょう。

数値は結果である。

飲食店では無くても、企業でいう数値というものは結果を表すものなんです。
結果とは?
「ある行動に対して、その行動によって引き起こされた事」を意味しています。
つまり、数値を学びたいと思うなら、
この大前提を理解していないと駄目なんです。
 例えば、「客単価(店舗のお客様1人あたりの売上)を上げる為に、
 全テーブルにおすすめをしてまわろう」って取組みを店舗で行うとします。
 「取組みを行ったら、客単価が100円上がりました」
この客単価が100円上がったというのが結果を意味しています。
数値というもの理解するという事は、この結果の事を理解する事ではなく、
「この全テーブルにおすすめをしてまわろう」っていう行動をしたから、
客単価が100円上がったという、結果を出したというプロセスを理解する事なんです。

数値は嘘をつきません。

数値は、結果だという認識は出来ましたか?
結果が数値に表されている事は、客観的に物事を評価するのに便利です。
そして、何よりわかりやすいです。
数値は、物事の尺度を測る一番わかりやすいものなのです。
数値は嘘をつかないというのは、ある取組みに対して、
ちゃんと取り組んだか、取り組んでいないか、すぐにわかるという事なんです。
数値を見るという事は、そういったプロセスを考える事なんです。

数値に興味を持ちましょう

私は、常々「数値に強くなりたいのなら、数値に興味を持ちなさい」といっています。
どんな数値でもいいので、1つだけ、
1ヶ月興味を持って追って見るようにしてみてください。
1つだけじゃなく、2つでも3つでもいいです。
その数値の変化の要因はなんなのか、考えてみてください。
その数値に至る、プロセスを理解する事が、数値に強くなる秘訣です。

まとめ

数値は結果である。
数値は嘘をつかない。
数値に興味を持ちましょう。

それでは

2018年3月8日木曜日

飲食店の正社員とアルバイトの違い

こんばんは

飲食店は特殊な業種であることは、以前にも説明したかと思います。

飲食店で働く社員さんとアルバイトさんって
何が違うのでしょうか?

答え
接客と調理に関しては、何も違いはありません。

そう、飲食店の仕事は社員もアルバイトも全く持って違いは無いのです。
では、何が違うのでしょうか?

答えは、責任です。
店舗の売上げ作る為に、はたまた利益を作る為に、
何をするのかを考え、行動する事で、それに対して責任を負うのが社員の仕事なのです。
実際、会社の方針に従って、店舗の舵を切るのは店長です。
これは、いわゆる意思決定というやつで、店長はそこに全責任を持つことになります。
結構、重いよね~(笑)
切った舵に対して、アルバイトさん達をまとめるのが、
副店長さんや社員さんのお仕事なんです。

私はよく、
店舗を人間の体に例えると、店長は脳みそ、
副店長・社員は心臓」と、
部下達に教えています。
要するに、店舗の方向性を決定するのは店長で、
副店長や社員はそれを店舗で実現するための「実動部隊」って説明をしてます。

とはいえ、自分よりキャリアの長いアルバイトさんに、
ものを言えない若い社員さんが、多くいます。
これを、解消するために、私から、一言アドバイスがあるとすれば、
店舗で1番、接客・調理が出来る人になれ!!」ということです。
店長は接客・調理が店舗で1番という必要は無いかと思います。
それは何故か?
店長は、店長という立場で命令できるからです。
しかし、副店長・社員はそれが無い。
よほど言葉巧みに、アルバイトさん達を動かす能力があれば別ですが、
アルバイトさん達は、間違いなく、接客・調理のレベルで上か下か判断しています。

そんなアルバイトさん達に対等にものをいうためには、
副店長・社員の接客・調理レベルを上げるという方法が、
一番手っ取り早いんです。

飲食店では、人とのコミュニケーション力が店長への近道といわれていますが、
コミュニケーションが得意でない人もたくさんいます。
 注)ビジネスでいうコミュニケーションは、
 仲良くするという意味ではなく、
 意思疎通=組織の考えを理解させるという意味で使われます。

そんな人でも接客・調理が店舗で1番になれば、
アルバイトさん達から一目置かれる立場になります。
そうすれば、店舗で取り組むべき案件を、
スムーズに伝えて行く事が出来るんです。

まとめ
アルバイトさんにものがいいづらいのなら、
接客・調理は店舗で1番を目指せ!!

それでは

上司である店長の悪口言ってたりしませんか?

こんばんは

つい最近、自分のエリアの副店長君が店長になりました。
自分は、店長のキャリアが無駄に長いため、
副店長の勉強会等で、講師をしていたりします。

この副店長君がどんな仕事をする人なのかは、一緒に仕事をしたことが無いので、
全くわかりませんが、一緒に勉強会や研修の後で、
一緒に飲んだりするので、その人となりがわかります。
この副店長君は、現店長の悪口を副店長の集まりの時に言いまくっています。
愚痴ではなく悪口です。ここが重要なポイントです。

副店長は店長のお仕事のサポートをしています。
業務のサポートをする事で、店長業務の一環を学んでいくものなのです。
だから、期待値が高い副店長君は、仕事も多く振られるし、
無理な課題を振られたりする事も多くあるかと思います。

嫌がらせで仕事を振る店長はあまりいないはずです。
あくまで、教育の一環で仕事は副店長に振られるものなのです。
自分は、仕事に関して、教えて貰えないとか、キャパオーバーとか言う事は、
愚痴だと思っています。
当然、これは有り。

だけど、悪口は違います。
店長の人格否定すら入ってきてしまいます。
そして、それをありとあらゆる人(バイトや、他の店の社員さん)にいっていたらどうでしょう?
正直言って、周りは、悪口を言っている人の人格を疑います。
少なくとも、そこには敬意だとか、愛情だとか義理・人情的なもの、
そういった感情が一切入っているとは思えないからです。
要は嫌いなだけじゃんって思います。

仕事は、
好きとか嫌いとかの感情抜きにしなきゃだめなんです。
いつも好きな人たちと仕事できる訳ではないんです。
むしろ、嫌いな人と仕事する事も多いんです。
自分が与えられた店舗を良くする事。
この1点で、考えが共有されていれば、
嫌いな人だって関係ないですよね?
そこを否定しちゃだめです。
割り切れば良いだけです。

先の店長になった副店長君は、そんな事もわからず店長になっています。
店長って、そんな楽な仕事じゃないし、
飲食の社員って、これから先の店長時代のほうが、
副店長時代より遥かに長いし、経験する事も多い。
この副店長君は、店長になった今後、
相当な苦労をするんだろうな~って思います。

まとめ
仕事に関して、店長の愚痴は持っていて当たり前の事。
愚痴をいうことは、全然有り。
上司である店長の悪口ばかり言っているのは、
自分の評価が低くなると思え!!

それでは

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