2018年4月8日日曜日

店舗の質を決める要素とは?

こんばんは

皆さんはQSCという言葉を聞いた事ありますか?
「顧客満足度をあげる為に、QSCをもう一度見直してみよう」とか
上長に言われたりしませんか?

ちなみにQSCを説明すると…
 Q=Quality(クオリティー)
   品質を意味しています。
   飲食業界では、主に料理の質を指す事が多い。
 S=Service(サービス)
   接客を意味しています。
   飲食業界では、接客担当のレベルの事を指します。
 C=Cleanliness(クレンリネス)
   清潔さを意味しています。
   従業員の清潔さや、清掃状況を指しています。
上記3点の頭文字を取って、「QSC」という言葉になっています。
20年くらい前からこれに「A」という頭文字がくっついて、
「QSCA」というのが主流となっています。
ちなみに「A」の意味は、
 A=Atmosphere(アトモスフィア)
  雰囲気を意味しています。 

「QSC」を求めて店舗作りを行った際に、
そのバランスによってかもし出されるものが、
「A」と考えればわかりやすいかと思います。
料理の品質にこだわる店舗は、
「Q」がバランスのメインになるだろうし、
接客にこだわる店舗は、
「S」がメインとなるのでしょう。
店舗ごとにこだわる部分が違うのは当然の事だし、
同じチェーン店でも、店長の考え方でこのバランスは違うから、
店舗の雰囲気は全く違ったりする事は、よくある事です。

チェーン店は、料理の質はレシピの精度が高ければ高いほど、
その再現性は高いので、店舗ごとにブレる事はあまりないでしょう。
しかし、サービスに関しては、統一する事は、非常に難しい事です。
店舗で働く従業員の質は勿論ですが、
実は、店舗を利用してくる、お客様の質にも大きく左右されるからです。

どちらにしても、「QSC」の結果としての、
「A」が、集客に大きな影響を及ぼす事は間違いない事だし、
この「A」によって、リピータを増やす事が出来るのです。

皆さんは、どこに重点を置いて店舗作りしていきますか?
店長とお話してもいいかも知れませんね?
意外と店長は、熱く語ってくれるかもしれませんよ~

それでは

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2018年4月6日金曜日

調理担当が出来る接客ってなんだろう?

こんばんは

前回は接客のお話だったんで、
今日は調理のお話です。

調理担当って、料理を作る事がお仕事で、
お客様と接する事は余りないと考えがちですが、
調理担当も立派に接客なんです。

来店されたお客様は、何を求めて来店されるのでしょう?
そうです、食べ物を食べに来ます。
もしくは、飲み物もそうです。
来店する目的の80%は、その店舗の商品を求めて来店するんです。
店舗の商品はほぼ調理担当が作成するものですよね?
ということは、
調理担当が作成する料理そのものが接客という事になります。

さて、お客様は店舗にわざわざ料理を食べにきてくれますが、
家で出来る程度の食事にわざわざお金を払うでしょうか?
一度は食べに来てくれるかもしれないけど、
しょっちゅう利用はしてもらえないでしょう。
調理担当は、これを意識しないとダメな店舗になってしまいます。

どこの飲食店でも、使用する食材や調味料は大体決まっています。
調理方法のレシピも、マニュアル化されているところが殆どかと思います。
という事は、味に関しては、余程難しい調理工程のある料理以外は、
そんなに、ぶれる事は無いかと思います。

お金を払ってまで食べたい料理というのは、
味・スピード・盛り付け
この3つが家庭で作る料理との差になってくるのです。
私は、スピードというものが一番重要だと考えているんですが、
これは、人それぞれです。

ただ、長い飲食業界の経験からいうと、
時間をかけて作った料理が、
必ずしもクォリティーが高いとは限らないということ
ほとんどの飲食店は、アルバイトが調理しています。
作業の早い人、遅い人、様々な人がいます。
「早い人は雑」ってイメージがありますが、
実際は早い人の方が、料理がキレイだったりします。

調理担当のスピードというのは、
準備で90%決まってしまいます。いわゆる段取りってやつです。
個人個人の作業スピード自体はそう大差ありません。

私は調理担当の新人に教えるときは、
どの場所にどんな食材があるか?(定位置管理)
食材が無かった時は、
どこのストックスペースに行けばよいか?
(バックヤードの位置)
補充するのはどのくらいの量が適切か?(定数管理)
上記3点をポイントとして、たたきこみます。

良くオーダーが入ってから、食材を色々探すとか、
補充が無くて、バックヤードまで食材を取りに行ったりする人がいますが、
愚の骨頂です。
無駄な作業を行うことで、料理の提供に時間をかけてしまっているのです。
お客様は店舗の商品である、料理を食べに来ているのですから、
料理を待たされるということは、夢にも思っていません。
だから、料理提供遅れは、クレームに直結しているんです。

商品である料理をいかに早く提供できるかにこだわって、
作業を見直してみると、調理って、物凄く奥が深い事を実感できるかと思います。

それでは

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2018年4月5日木曜日

接客の基本は笑顔です。自分の笑顔を確認するなら、お客様を見て下さい。

こんばんは

飲食業界は、接客と調理に大体分かれるかと思います。
皆さんは接客と調理どちらが好きですか?
良く、「どっちが大変ですか?」って聞いてくる方がいますが、
「私はどっちも大変です」って答えます。
大変さの種類が違うので、どっちがって決められません。
ちなみに私は、どっちも好きです(笑)

今日は、接客の話です。
私は接客の基本は笑顔だと思っています。
面接時に笑顔が出せる子は、間違いなく採用します。
見ず知らずの、初対面の私に笑顔を出せるなら、
お客様にも笑顔で接する事が出来るだろうと思うからです。

接客の訓練をする時は、この笑顔を出す訓練というのが、
接客レベルを上げる上で、非常に重要なのは言うまでもない事かと思います。
さて、自分自身が笑顔でいるか、いないかは、
意識していてもわからない事が多いかと思います。
笑顔で接していると思っていも、
もう少し笑顔出して~なんていわれる事はあるかと思います。

私は新人を接客の訓練するときは、
「お客様の目を見てお話しなさい。
更に、お客様が笑顔でいるかどうか確認してください」
そして、お客様が、笑顔で接していない場合は、
「あなたの笑顔は、まだ足りないよ」って教えます。

普通、人は笑顔で接してくる人に対しては、
笑顔で接するんです。
「お客様の笑顔は、あなたの笑顔の鏡」っていう事を意味しています。
はじめのうちは、お客様の目を見て話す余裕すらないのだけど、
仕事にも慣れ、余裕が出てくると、目を見て話せる様になってきます。
この時に上記の言葉は、物凄く有効で、
お客様を笑顔にする事の楽しさから、
接客という仕事の本質を理解でき、
最初は、仲間と接している楽しさから、
仕事の楽しさや、やりがいというものに目覚めていくものなのです。

もう4月に入りました、
人不足の飲食業界も、アルバイトの採用が見込める月でもあります。
次に入って来る新人アルバイトに是非試してみてください。

それでは

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