2018年5月29日火曜日

店長になるための条件『心技体』

こんにちは

前回の記事で、
『店長になるのは覚悟が必要』って書いたのですが、
では、本当に実力を伴って店長になるには何が必要なのでしょうか?
このブログは、店長になりたいという気持ちに対して、
どうしたら良いのかという視点で書いています。
店舗毎に行っている事は当然違うわけで、
どちらかというと、マインドについて書いています。

副店長が店長になる条件がそろえる事のいい例えとして、
大相撲の横綱昇進の条件といわれている、
『心・技・体』という言葉が浮かびます。
よく横綱の品格の条件として上げられる言葉です。
よくわからない方のために説明すると、
 心:志や精神力などのメンタル面
 技:技術やスキルなどのテクニック面
 体:身体能力や仕事への姿勢などのフィジカル面
上記の項目が三位一体になっている事が、昇進の条件となります。
元々柔道の言葉らしいのですが、日本の武道では基本中の基本となっています。

この考え方は、会社という組織の中でも当然ある考え方です。
例えば、
 周りとのコミュニケーションも上手くとれて、
 忙しい時にも率先して
 引っ張っていく体力を持っていても、
 料理や接客スキルが最低な人が
 店長であったらどうでしょう?
また、
 料理や接客のスキルは最高なのに、
 コミュニケーションが取れない人が店長だったら?

体裁としては、店長という職務は成立するかもしれません。
しかし、人間は自分より強いか、弱いかで人を判断し、
付き合い方を変えていく生き物なのです。
それは、店舗の長である、店長に対しても同じ事です。
上記の様な店長の下で働く人達は、
どことなく、ぎくしゃくした関係になり、
店舗の雰囲気も悪くなっていく事でしょう。

心技体、この3つの条件を、
バランスよく身につける事が店長の資質と、言い換える事も出来ます。
相撲の世界では、
昇進の決定打は『心』だといわれています。
ここを最大限に身につけて、
初めて『品格』というものを身につけていると評価されます。

これ、飲食業だって一緒なんです。
『技体』は、仕事をすすめていく上で、
自ずと身につくものですが、
『心』は、本人の努力がなければ、中々簡単に身につくものではありません。
だからこそ『品格』を備える事が出来るのです。

副店長の皆さんは、
この『心技体』の項目で、自分の分析をしてみてください。
『心』は備わっていますか?

それでは

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2018年5月23日水曜日

店長になるには、それなりの覚悟が必要です

こんにちは

毎日のお仕事お疲れ様です。

明日から○○店で店長やってくれる?
こんな事をいきなり言われたらどうします?
今でこそ、こんな事はあまりないかと思いますが、
私が副店長の時代は、日常茶飯事な事でした。

昔は、飲食業界はイケイケだったので、
チェーンの規模が多ければ多いほど、出店攻勢が盛んに行われていて、
人手不足ではなく、どちらかというと店長不足でした。
それこそ、店長やその上のエリア長のお気に入りが、
どんどん店長になっていくような風土で、
店長になりたければ、まず、上司に気に入られる事が絶対条件でした。
気に入られれば、店長までの道は確保されている様な時代。
今でも、そんな名残もあるでしょうが、
いきなり店長なんて事はないでしょうね。

上司に気に入られようと行動するのは、どこでもある事です。
いわゆるイエスマンになるとか、ゴマすりの人になるとかね。
ただ、上司に気に入られて店長になったとしても、
自分にその実力がなかったらどうでしょう?
結局、困るのは自分です。

店長の立場になってしまうと、エリア長は今までとは違い、
厳しい事も言ってきます(仕事ですからね)
私は、副店長たちに良く話す事なのですが、
 「店舗を家族に例えると、
 店長はお父さん、副店長である君たちは息子、
 アルバイト達は孫だよ」ってね。
何が言いたいかというと、
 「お父さんは、息子に厳しく、孫には甘い」という事です。

これを社員の関係で言うなら、
 「エリア長がお父さん、店長が息子、
 自分はエリア長から見たら孫」ですよね。
今の時代は、エリア長は店長には相当厳しいです。
副店長の時の接し方とは違ってきます。

そして店舗では、アルバイト達から副店長時代では考えられないくらい、
「店長~」って呼ばれまくります。
アルバイト達が店長を呼んで話す事は、
ほとんどが、即時に判断をしなければならない内容です。
「~していいですか?」とか「~どうしたらいいですか?」とかね。
これに即答できないと、どうなるか?
アルバイト達は、「頼りないなぁ~」って思います。
先は、信頼できない感情を持っていく事でしょう。
本来、アルバイトをまとめて、店舗運営をしなければいけないはずなのに、
バラバラになってしまいます。

こうならない為に、知識と経験を蓄える時が、
店長になるために必要な時期なんです。
今、副店長でゆくゆく店長になる人達は、
こんな覚悟を持って、今の業務に望んで欲しい。

自分にその力量があるのか?ないのか?
自分を分析する事は、社会人として必須な事です。


最後にもう一度、
「明日から、店長やってくれる?」
ハイと答えたあなたは、きっと覚悟が出来ているのでしょう。

それでは

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2018年5月20日日曜日

どこから学びますか? ~管理する事「ヒト」「カネ」「モノ」「情報」

こんにちは

日々のお仕事お疲れ様です。

今日は数字の話。
以前、会社の中で店舗の最大の使命は、
「利益を出す事」と述べたかと思います。
私は、数値の事を教える時は、
必ず、数式から考えなさいと教えます。

さて、復習です。
利益はどの様な数式ですか?

  「利益=売上-経費」
答えられましたか?
数式は更に細分化することが出来ます。

売上は客数×客単価から、客数は男性客+女性客とか、
経費は人件費とか原価の店舗を運営するためにかかったお金を表します。

店舗で発生する経費は、
固定費と変動費というものに区分けする事が出来ます。
固定費とは
 店舗の売上に関係なく、費用が計上されるもの。
 家賃とか、設備機器のリース料などは、いくら売上がゼロであっても、
 発生してしまう費用ですよね。
変動費とは
 店舗の売上によって動く費用のこと。
 人件費とか食材の原価とか、売上が変われば、
 変わらざるを得ない費用の事です。

さて、固定費は売上に関係なくかかる費用なので、
残念ながら、店舗の努力では、どうする事も出来ません
店舗の努力で変えられる数値は、変動費ということになります。
しかし、いざ店舗で取り組んでみると、
実は、変動費の中でも、成果が出せるものが、
「人件費」「原価」「水高熱費」「消耗品費」の4つがメインとなってきます。
要するに、この4つの項目は店舗の社員として、
利益を出すという目的の為に、
必ず管理していかなければならない項目となります。

私は、入社したばかりの経験の少ない社員には、
「消耗品費」の管理を数値管理の第一歩として任せていきます。

何故か?
飲食業界に限らず、管理するものとは、
「ヒト・カネ・モノ」といわれています。
今はこれに「情報」というものがプラスされています。
さて、この中で一番管理が難しいでしょうか?
答えは「ヒト」なのは理解できますよね?
「モノ」には意思がありません。
適正な在庫量を維持できる様に管理すれば良いのです。

簡単にランキングで表すと
「モノ」意思がないので、在庫量を管理すればOK!!
「カネ」モノと同じく意思はないのだが、責任がのしかかります。
「ヒト」個人個人で意思があり、動機も違う。ピーチクパーチクうるさい(笑)
管理を学ぶ上で、どれから着手したらいいのか、
理解できましたか?

消耗品の管理といっても、
実際、モノを買わなければいけません。
店舗には予算というものが有り、予算内に収める事は義務となります。
そうする事によって序所に、カネの管理を覚えていきます。
更に、消耗品を如何に無駄なく使っていくには、
アルバイト達の協力が必要です。
そこで、ヒトの管理を覚えていくのです。

私たちの飲食業界は、
なんだかんだいって、アルバイト達の協力がなければ成り立ちません。
ただ単にモノの管理といっても、
結局はヒトの管理に結びつく事を覚えておいてくださいね。

それでは

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