2018年5月9日水曜日

五月病っていうけど、正確には入社1ヶ月後病なんです

こんにちは

GWのお仕事お疲れ様です。
今年の4月に入社した、新入社員さん達は、
初めての忙しい時だったんではないでしょうか?

「五月病」って言葉、ご存知ですか?
日本は学校が4月スタートの3月終わりなので、
当然会社も新卒で入社すれば、4月スタートです。
五月病というのは、1ヶ月気を張って新しい仕事に取り組み、
大体仕事に慣れてきた5月に、
ふと我に帰って、仕事のモチベーションが下がってしまう症状をいいます。
新卒が会社を辞めるピークは、この5月~6月の間が一番多い。
会社の方でも、入社から1~2ヶ月くらいのこの時期に、
フォローアップ研修等を設けて、モチベーションを維持向上する為の、
研修会を行っていたりします。

たまたま新卒入社の人たちの、1ヵ月後が5月という事で、
五月病って言われていますが、
仕事を始めて1ヶ月後くらいは、大体モチベーションが下がるものなんです。
これは、アルバイトだって一緒。
アルバイトを最短で辞めたのはどのくらいですか?というアンケートによると、
ほぼ、6割くらいは、1ヶ月以内という答えが返ってきます。

飲食業界は、覚える事が多く、
覚えなければ、全く仕事にならないという事も多いので、
最初の1ヶ月は、ホントに大変です。
だから新人さんに対して私は、
 「最低でも1ヶ月は続けてみてください。
  1ヶ月仕事してみれば、
  仕事の楽しさがわかります」って、話したりします。
4月入社の新卒社員の方も、
今が一番モチベーションが下がる時期だと思いますが、
新しい環境に慣れる事が出来たら、
も少し仕事にも余裕が出来て、仕事を楽しいと感じる部分が出てきます。
そこまで、我慢することも社会人として、重要な事だと思います。
早まって仕事辞めて、新しい会社に入ったところで、
飲食業界ではないにしろ、1ヶ月は我慢の日々が続きます。

モチベーションを自分でキープできる能力を、
この時期鍛えていきましょう。

それでは

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飲食チェーン店って結構特殊な環境だったりします。

2018年5月7日月曜日

仕事を休み無しでする事は店舗にとっては駄目な事

こんにちは

世間は、夏休みに入りました。
きっと休み無しで働いている方も多いのでしょう。
ホントにお疲れ様です。

飲食業界って繁忙日は休みを取りづらい風潮ありますよね、
店舗に在籍しているアルバイトの休み希望で、
自分の休みが変わってしまう事なんて、日常茶飯事ですよね?
若い頃は、身体が動いちゃうので、多少の連続勤務なんて
平気って思ったりするだろうけど、
それが耐えられるのは30歳くらいまで、
それ以降は体力の衰えを感じてきます。

私の経験なんですが、休みを取らないで働く事は、
精神衛生上良くない事です。
そんな事は言われなくても理解できるかと思いますが、
実は、もっと良くない事があるんです。
それは、休み無しで働く事に対して、
アルバイト達に、
「俺、休み無しで働いてるんだけど~」って
アピールしてたりしませんか?
実は、このセリフはタブーなんです。
「大変ですね~お疲れ様です」
建前は同情してくれるでしょうが、
恐らく本音は
「社員なんだし、仕事なんだから当たり前でしょ~」って、

この同情に勘違いして、仕事サボったり、休憩を多く取ったりする事が
多々あるかと思います。
こうなると、甘やかしてくれるアルバイトに、
甘く対応してしまいます。
これって、真面目にコツコツ仕事しているアルバイト達には、
贔屓していると思われていたりします。

本来アルバイトの店舗に対する考えをまとめて、
1つの方向を向かせる仕事が社員の仕事のはずなのに、
自分の甘えが原因で、バラバラになってしまいます。
勤務が長く続くと、そういう事態に成り易くなります。
そんな人が、店長含めた社員の店舗は、
「まっ、いいかっ」って言葉が合言葉になって
全てにいい加減な店舗になっていきます。

若い社員さんは、休みなくても大丈夫って思っているかと思いますが、
アルバイト達からしてみれば、
休み無しで働いて、休みがない事を自慢されることを、
面倒くさいって思っていたりします。

仕事は、休みをキッチリ取ってこそ、
パフォーマンスが最大限に発揮できるものです。
 仕事の時は、きっちり本気で働いて、
 休みの時は、きっちり本気で休む。
このメリハリが、今後、部下を従えて仕事する上で、
とても、重要なスタンスになる事は間違いありません。

GWのようなイレギュラーな時期はあるかと思います。
その分、GW後はいっぱい休んで、
鋭気を養いましょう。

それでは

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2018年5月3日木曜日

利益を出すために~売上をつくる②

こんにちは

何度も書いていることですが、
会社を存続させる為には、利益を出し続けなければなりません。
店舗の最高責任者である、店長に課せられている使命は、
店舗の利益を最大にすることに他なりません。

前回は売上を上げるという事は、利益を出す為の行動の1つだと説明しました。
そして、客数を上げる為の考え方を説明したかと思います。
利益を出すために~売上をつくる①
今回は、その続き。
客単価を上げるという事についてです。

私は数値の改善行動を考える時は、
数式からその方法を見出すやり方を教えています。
同様に客単価というものは、
総売上÷総客数という計算式で成り立っています。
今までの考え方だと、
売上を上げるか、客数を下げるかすれば客単価は上がります。
ちょっと待ってください。客数を下げるって?
客単価を上げる事に重点をおけば、その通りなのですが、
売上を上げる事が目的なので、
考え方を変えて、
客数×客単価=売上
この計算式で考えてみましょう。

客単価はお客様一人当たりいくら使うかを表しています。
客単価を上げる為には、
 ①そもそも高い商品を注文する
 ②注文する商品の数を増やす
この上記2点になってきます。
さて、①に関しては、会社の方針があり、
メインになる商品の価格設定は会社が決めていく事なので、
その部分は置いとくとして、
店舗で出来る事は、どちらかというと、
②の商品数を増やすということになります。

よく着席したテーブルに様々なPOPが置いてあります。
これは、着席したお客様に、更に1品頼んでもらう為のもの、
価格もそこまで高い商品はなく、注文しやすい商品になっています。
ただし、これは客単価アップの為の行動にはなりますが、
お客様任せの策でしかありません。

常に安定した客単価アップを図りたいのなら、
このPOPに対して、接客する側がお客様に直接話しかけなければなりません。
つまり、商品を認知してもらう為の行動が必要という事です。
宝くじは、くじを買わないと当たりの恩恵を受けられません。
それと同じで、認知されないものは、当然注文されないものなのです。

各テーブルに必ず、この告知を行わせる事で、
少なくとも、テーブル毎の単価を上げる事が出来ます。
ただし、その為には、従業員の接客スキルがかなり重要になってきます。
店舗の接客レベルを向上させるきっかけとしては、いいかと思います。
何より、テーブルに置きっぱなしで、何も案内がないよりは、
余程効果があり、そうする事によって、客単価が1円でも高くなれば、
売上を上げる事が出来ます。

今、そんな告知をしていないという店舗は、是非取り組んでみるべき事だし、
取り組んでいる店舗は、全テーブルで行う事で、
目に見える様な効果が出てきます。
取組みが、結果に現れるいい事例になります。

それでは


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