2018年5月17日木曜日

新人の教育担当者としての心構え

こんにちは

日々のお仕事お疲れ様です。

皆さんの店舗は、採用状況はいかがですか?
採用が進んでいる方は、新人さんは成長していますか?

飲食業界では、新人さんに対してのツールは各店舗に存在していますが、
教える側のツールが揃っている店舗はまだまだ少ないです。

私が新人アルバイトを育てて来て学んだことがあります。
それは、
「人にモノを教える時は、教え方も十人十色」という事。
そして、
「育つまでは、教える側は忍耐が必要」という事です。

新人さんは多大なストレスを抱えています。
自分が新人だった頃を思い出してください。
会う人みんな初対面、経験があるにせよ、ないにせよ、
右も左もわからなくオロオロしたりしませんでしたか?
忙しくなって、放置されて、「辞めてやる~」なんて思ってませんでしたか?

飲食業界の人に限らず、仕事を覚えて成長してくると、
何故か、自分が新人だった時の事を棚に上げていたりします。
新人の教育を担当した時は、
まず、自分が新人だった頃を思い出してみましょう。
自分が新人だった頃に、駄目だなと思った事は絶対にしない。
そして、いい教え方をしてくれた先輩だった場合はそれを見習ってみましょう。
特に駄目だなと思った所は、
自分なりに教え方を考えて、改善していきましょう。
そこを考える事をしなければ、あなたは先輩達と同じ教え方をしてしまいます。

さて、いよいよ教える段階になった時に、
教え方は十人十色を考えてみましょう。
褒められて育つ人、怒られて育つ人、
闘争心を煽って育つ人等、様々な人が新人さんとして集まってきます。
新人さんが育たないといっている方は、
大抵、ひとつの教え方しかしていません。
 新人さんを良く観察して、心理状況を逐一分析する事。
これが教える側のマナーともいえます。
最初にも述べましたが、新人さんは多大なストレスを持って仕事をしています。
そこに気を遣えない方は、モノを教える資格はありません。

新人さんの心理状況を把握できたら、それにあった教え方をすれば良いのです。
そして、私が新人育成を担当する時、必ず行う事があります。

その①
 新人さんに
 「新人のうちは、何も出来なくて当たり前だよ。
 新人は仕事を覚えることは義務なんだけど、
 新人は失敗できる権利も持ってるんだよ
 だから、がんばって~」って、必ずお話します。

その②
 仕事を始める前に、
 必ず本日の課題を提示する。
 いきなり難しい課題ではなく、
 「大きな声を出そう」みたいな、
 スキルがなくても出来る事ね。

その③
 仕事が終わったら、
 必ずその日を振り返る時間を15分取る。
 出来たことは、大袈裟くらいに褒め、
 出来なかった事は次の出勤時の課題にする。

上記3点は、一通り作業を覚えるまでは継続して行います。
こうする事で、新人さんとコミュニケーションがとれ、
辞めるといった事態は少なからず防げます。

最後に
 新人が育たないのを新人のせいにするな!!
 育たないなら、教え方を考え直せ!! 

それでは

関連記事
五月病っていうけど、正確には入社1ヶ月後病なんです
調理担当が出来る接客ってなんだろう?
接客の基本は笑顔です。自分の笑顔を確認するなら、お客様を見て下さい。
おいしいまかないはアルバイト達のモチベーション
お金と時間を費やして採用した人財だからこそ、大事に育てましょう
人手不足という苦難は、スタッフ同士の結束を強くする。

0 件のコメント:

コメントを投稿