2018年4月4日水曜日

報連相が出来ない!!上司からみたらこれは・・・

こんばんは

皆さんは、
報・連・相(ほうれんそう)という言葉、聞いた事ありますか?
社会人1年生の時に習う言葉だから、
少なからず聞いた事あるはずだし、
意味も理解できているかと思います。

全くわからない人の為に、説明すると。
報=報告
   上司の指示や命令に対して、経過や結果を知らせる事。
   報告は義務なんです。完了形で報告します。
連=連絡
   簡単な情報等を、知らせる事。
   自分の意見は含まない
   連絡は自分発信なんです。現在形または未来形となります。
相=相談
   判断に迷った時や意見を聞いてもらいたい時に、
   上司に参考になるアドバイスをもらう事。
   相談は信頼関係の構築に欠かせない事
   相談しやすい環境=信頼関係

改めて意味の説明を見てみて、「へぇ~、そういう意味だったんだ~」って
思った人もいるかと思います。

さて実際皆さんは、「報連相」出来ていますか?
意味を知れば、仕事を円滑に進める為に必要な事ってわかりますよね?
そして、上司とのコミュニケーションをとる為に
必ず行わなければならない事だということも理解できるかと思います。

最近、私の部下になった子達は、この「報連相」が出来ない子が多い。
業界の特徴なのか~飲食業界は中途採用が多く、
社会人の常識を教え込まれずに、現場配属に入って来る人が多い~
例えば、
私が仕事を依頼して、「頼んだ仕事どうなった?」と聞けば、
「もう終わってます。」って感じで。
「おいおい、終わってるんだったら、報告しろよ~(苦笑)」っていえば、
「スイマセ~ン」って、あきれるしかない。

上司にとって、この報告は仕事の進捗を把握するために必要な事です。
ということは、報告案件を上司自身が聞いてくるということは、
依頼した仕事が上司自身が思っているより、
進みが遅いということを意味しています。
そう思って聞いているのに、上記の例の様に、
既に終わっているのに報告がない。
自分が上司だったら、この様な部下をどう思いますか?
「仕事終わらせていて優秀だね~」って思いますか?

上司は皆さんが思っている以上に、仕事を抱えています。
その仕事を止めてまで、進捗を確認しにきたのに、
「もう終わってるって…
だったら、報告してくれよ~、
進捗確認する為に使った時間を返してくれよ~」ってなります。
ある意味、進捗確認しにいって、出来ていない事より、
たちが悪い。
そして、報告が出来ないという事で、評価はぐんと下がってしまいます。

こうならない為にも、「報連相」というものに、
意識を高く持つことをおススメします。
仕事は意識の持ち方しだいで、質も量も変わるんですから~

それでは

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2018年4月2日月曜日

部下が自分に気遣いをしてくれるなら、それ以上に部下に気遣いしなさい!!

こんにちは

ところで、
皆さんは店長や上司に気遣いしてますか?
喧嘩とか、お互いに悪口いいあっている間柄の場合は別として(笑)
ほとんどの方が当然の様に気遣いしているかと思います。
店長や上司に怒られない様に、気遣いして、
いい風に見せて仕事する事は、至極当然の行動かと思います。

だけど、自分の部下(アルバイト達)に気遣いしてますか?
私の仕事のポリシーなんですが、
「上司に気遣いするのは当たり前の事だけど、
部下が自分に気遣いしてくれているのなら、
それ以上に、自分は部下に気遣いしなければならない。」
普通の事のように思えるかもしれませんが、
実際、私は店長として若い部下を持っています。
まるで、自分の息子でもおかしくないくらいの年齢の部下です。
そういう年代の部下達は、
間違いなく、私に気遣いをしてくれます。
ただ、アルバイト達まで気をまわせる人はほとんどいません。

正直私は、そこまで気遣いしてもらわなくてもいいのですが、
それを言っても、これでもかって、「洗い場代わります」とか、
「今暇なんで休んでてください」とか、言ってくれます。
ありがたい事なんだけどね(笑)

でも、実際店舗を運営するのは、アルバイト達なんです。
そこに、気遣いが出来ない人は、
間違いなくアルバイト達からの信頼度はありません。

私の場合は、部下の評価の際、最低限の気遣い部分しか見ていません。
どちらかというと、アルバイトへの気遣いが出来ているかの方が、
店舗を運営する上で、はるかに重要な事だからです。
自分に甘い店長は(まー私も含めて大体甘いですが)、
この気遣いをしてくれる部下を可愛がったり、高評価つけたりしますが、
本質は違います。

部下はあくまでも、次期店長候補なんです。
店長になった時、部下への気遣いが出来なければ、
誰も言うこと聞かないし、そもそも、店舗という組織として、
成立しなくなります。
そんな苦労をして欲しくないので、私はそうした評価基準を大切にしています。

私が考える店長の使命は、店舗の利益を確保する事が大命題ですが、
それとともに、部下の育成も同じくらい重要な使命と考えています。
気遣い等なしで、裸で向き合える部下ばかりならいいのですが、
アルバイト含めて10~30名くらいの部下と、
そんな付き合いは出来ません。
お互いの信頼関係を得るために、
仕事の関係の潤滑油として、心遣いは必要不可欠です。

今日、これを読んでくださっている皆さんは、
店長や上司に気遣いしている言葉は、半分にして、
もう半分を自分の部下に声かけてあげてください。
アルバイト達は敏感です。
すぐに気づいてくれます。

「あなたの部下はアルバイト達だよ」って
意識して仕事に臨んでみてください。

それでは

おいしいまかないはアルバイト達のモチベーション

こんばんは

皆さんの店舗では、
まかない制度ってありますか?
メニューから好きな物(価格の上限はあるかと思いますが)をまかないとしている店舗、
キッチンメンバーが、まかないを考えて、作っている店舗、
色々あるかと思います。

飲食店で働こうと思う人は、
少なからず、食べる事への興味がある人です。
そして、休憩中または仕事の後で食べるまかないは、
仕事に来る時のモチベーションにだったりします。

私が現在働いている会社は、
後者、つまり、キッチンメンバーがその日働いている人の
まかないを、オリジナルで作るシステム。
当然、使用できる食材は決まっているのですが、
このまかないを作るという作業、料理に対する考え方が、
ホント良くわかるものなんです。

まるで、やっつけ仕事のように、適当に作る人、
食材の原価ばかり気にして、料理として成立していない人、
一生懸命考えた挙句、出来上がるまでに時間がものすごくかかる人、等々。
私がまかないを担当する人に必ず言うこと、
「料理は他人の為にするものなんだよ」ってね。
自分の為の料理に毎日手の込んだ料理を作る人は、
あまりいないかと思います。
他人に食べてもらうからこそ、おいしいものを食べて欲しいから、
一生懸命料理を考えるし、手の込んだ料理を作ろうとするのです。

そして、まかないを作る側から言わせれば、
「おいしかった~」という言葉は、
キッチンメンバーの最大のモチベーションにつながります。

自分が飲食業界に身を投じた20年以上前は、
まかないの位置づけは、キッチンメンバーの一番下っ端が担当し、
シェフや料理長に料理の腕を試す試練の場所でした。
そこで、認められると新しい仕事を教えてもらえるようになり、
認められなければ、一口食べて、即ゴミ箱だったり、
一目みてゴミ箱だったり、それはもう悲惨な思いをしたものでした。

結局、時代は違うけど、
シェフや料理長は、
自分達の行動から、
「料理は他人の為に作るもの」という事を、
教えてくれていたんだと思います。
ちなみに、シェフや料理長はその後、自分のご飯を他の人に作らせたりする事は無く、
その日のご飯は食べれないって事で、食材の大切さも教えてくれていたように思います。

今のご時勢、そんな事したら働き手がいなくなってしまいます(笑)
だけど、この精神は教えていきたい事です。
今の会社に入って、唯一いいなと思える部分は、
キッチンメンバーがたとえ従業員とはいえ、他人の為に、
自分で考えた料理を作るという事。
間違いなく、料理のスキルアップにつながる事。
だけどそれは、前述の「料理は他人の為に作る」という、
下地の考えがあってこそともいえます。

食べる事が好きで働いているアルバイト達が多いのだから、
「胃袋をつかんでしまう」のも、一つの手かもしれません。
キッチン入って間もない人程、チャレンジして欲しいものです。

料理研究家の結城貢先生も、
「料理は愛情!」って言ってますが、
まさに、これです。

それでは