2018年5月20日日曜日

どこから学びますか? ~管理する事「ヒト」「カネ」「モノ」「情報」

こんにちは

日々のお仕事お疲れ様です。

今日は数字の話。
以前、会社の中で店舗の最大の使命は、
「利益を出す事」と述べたかと思います。
私は、数値の事を教える時は、
必ず、数式から考えなさいと教えます。

さて、復習です。
利益はどの様な数式ですか?

  「利益=売上-経費」
答えられましたか?
数式は更に細分化することが出来ます。

売上は客数×客単価から、客数は男性客+女性客とか、
経費は人件費とか原価の店舗を運営するためにかかったお金を表します。

店舗で発生する経費は、
固定費と変動費というものに区分けする事が出来ます。
固定費とは
 店舗の売上に関係なく、費用が計上されるもの。
 家賃とか、設備機器のリース料などは、いくら売上がゼロであっても、
 発生してしまう費用ですよね。
変動費とは
 店舗の売上によって動く費用のこと。
 人件費とか食材の原価とか、売上が変われば、
 変わらざるを得ない費用の事です。

さて、固定費は売上に関係なくかかる費用なので、
残念ながら、店舗の努力では、どうする事も出来ません
店舗の努力で変えられる数値は、変動費ということになります。
しかし、いざ店舗で取り組んでみると、
実は、変動費の中でも、成果が出せるものが、
「人件費」「原価」「水高熱費」「消耗品費」の4つがメインとなってきます。
要するに、この4つの項目は店舗の社員として、
利益を出すという目的の為に、
必ず管理していかなければならない項目となります。

私は、入社したばかりの経験の少ない社員には、
「消耗品費」の管理を数値管理の第一歩として任せていきます。

何故か?
飲食業界に限らず、管理するものとは、
「ヒト・カネ・モノ」といわれています。
今はこれに「情報」というものがプラスされています。
さて、この中で一番管理が難しいでしょうか?
答えは「ヒト」なのは理解できますよね?
「モノ」には意思がありません。
適正な在庫量を維持できる様に管理すれば良いのです。

簡単にランキングで表すと
「モノ」意思がないので、在庫量を管理すればOK!!
「カネ」モノと同じく意思はないのだが、責任がのしかかります。
「ヒト」個人個人で意思があり、動機も違う。ピーチクパーチクうるさい(笑)
管理を学ぶ上で、どれから着手したらいいのか、
理解できましたか?

消耗品の管理といっても、
実際、モノを買わなければいけません。
店舗には予算というものが有り、予算内に収める事は義務となります。
そうする事によって序所に、カネの管理を覚えていきます。
更に、消耗品を如何に無駄なく使っていくには、
アルバイト達の協力が必要です。
そこで、ヒトの管理を覚えていくのです。

私たちの飲食業界は、
なんだかんだいって、アルバイト達の協力がなければ成り立ちません。
ただ単にモノの管理といっても、
結局はヒトの管理に結びつく事を覚えておいてくださいね。

それでは

関連記事

2018年5月17日木曜日

新人の教育担当者としての心構え

こんにちは

日々のお仕事お疲れ様です。

皆さんの店舗は、採用状況はいかがですか?
採用が進んでいる方は、新人さんは成長していますか?

飲食業界では、新人さんに対してのツールは各店舗に存在していますが、
教える側のツールが揃っている店舗はまだまだ少ないです。

私が新人アルバイトを育てて来て学んだことがあります。
それは、
「人にモノを教える時は、教え方も十人十色」という事。
そして、
「育つまでは、教える側は忍耐が必要」という事です。

新人さんは多大なストレスを抱えています。
自分が新人だった頃を思い出してください。
会う人みんな初対面、経験があるにせよ、ないにせよ、
右も左もわからなくオロオロしたりしませんでしたか?
忙しくなって、放置されて、「辞めてやる~」なんて思ってませんでしたか?

飲食業界の人に限らず、仕事を覚えて成長してくると、
何故か、自分が新人だった時の事を棚に上げていたりします。
新人の教育を担当した時は、
まず、自分が新人だった頃を思い出してみましょう。
自分が新人だった頃に、駄目だなと思った事は絶対にしない。
そして、いい教え方をしてくれた先輩だった場合はそれを見習ってみましょう。
特に駄目だなと思った所は、
自分なりに教え方を考えて、改善していきましょう。
そこを考える事をしなければ、あなたは先輩達と同じ教え方をしてしまいます。

さて、いよいよ教える段階になった時に、
教え方は十人十色を考えてみましょう。
褒められて育つ人、怒られて育つ人、
闘争心を煽って育つ人等、様々な人が新人さんとして集まってきます。
新人さんが育たないといっている方は、
大抵、ひとつの教え方しかしていません。
 新人さんを良く観察して、心理状況を逐一分析する事。
これが教える側のマナーともいえます。
最初にも述べましたが、新人さんは多大なストレスを持って仕事をしています。
そこに気を遣えない方は、モノを教える資格はありません。

新人さんの心理状況を把握できたら、それにあった教え方をすれば良いのです。
そして、私が新人育成を担当する時、必ず行う事があります。

その①
 新人さんに
 「新人のうちは、何も出来なくて当たり前だよ。
 新人は仕事を覚えることは義務なんだけど、
 新人は失敗できる権利も持ってるんだよ
 だから、がんばって~」って、必ずお話します。

その②
 仕事を始める前に、
 必ず本日の課題を提示する。
 いきなり難しい課題ではなく、
 「大きな声を出そう」みたいな、
 スキルがなくても出来る事ね。

その③
 仕事が終わったら、
 必ずその日を振り返る時間を15分取る。
 出来たことは、大袈裟くらいに褒め、
 出来なかった事は次の出勤時の課題にする。

上記3点は、一通り作業を覚えるまでは継続して行います。
こうする事で、新人さんとコミュニケーションがとれ、
辞めるといった事態は少なからず防げます。

最後に
 新人が育たないのを新人のせいにするな!!
 育たないなら、教え方を考え直せ!! 

それでは

関連記事
五月病っていうけど、正確には入社1ヶ月後病なんです
調理担当が出来る接客ってなんだろう?
接客の基本は笑顔です。自分の笑顔を確認するなら、お客様を見て下さい。
おいしいまかないはアルバイト達のモチベーション
お金と時間を費やして採用した人財だからこそ、大事に育てましょう
人手不足という苦難は、スタッフ同士の結束を強くする。

2018年5月15日火曜日

趣味を持つことの重要性

こんにちは

日々のお仕事お疲れ様です。

皆さんはお休みの日って、何してますか?
家庭をお持ちの方は、家族サービスやら色々やることはありそうだけど、
独身の方々は・・・?
休み無くハードに働いているから、
一日中寝てる人や、一人でやること無いから、
パチンコとかのギャンブルをしているとか、色々あるかと思います。

飲食業界で働く人たちって、
パチンコとか競馬のギャンブルする人、ホント多いですね。
初対面であっても、ギャンブル話すれば、すぐ盛り上がれる事は
多数経験あります。
そういう私も、休みの日は、「寝て曜日」
パチンコ屋通いしてました。

なんで飲食業界で働く人は、ギャンブル好きが多いのだろう?
 学生時代の友人たちと、休みが全くあわなくなり、
 時間も深夜まで働いているため、友達がどんどん減っていく。
 店舗の中で仲が良くなっても、シフトの関係上、
 同時に休みをとりづらい。
 最終的に、学生時代の友人はほとんどいなくなり、
 休日は、昼過ぎに起床して、一人で過ごす。
こんな理由で、ギャンブルにはまる人が多いのではないでしょうか?

類に漏れず私も、上記の様な流れで、
休みの日は一人で過ごし、パチンコする生活を何年も続けていました。
ギャンブルって、勝ってる時はいいけど、
負けたときの、ストレスとか疲労感は半端ないですよね?
確立からいったら、負ける確立の方が遥かに高い。

そんな生活を送っていた、ファミレス店長時代の上司が、
「何か趣味持ってるか?」と聞かれ、
「パチンコですかね~」って答えたら、
「そりゃ趣味やないで~」って、この上司バリバリの関西人だったので、
あえて関西弁風でね。
 「趣味にパチンコはあかんで、
 趣味ちゅーのはそれが終わった時に、
 気分がスッキリしてなきゃだめなんや~」って、
思いっきり、説教されて、
「俺が趣味を紹介したるわ~、釣りとゴルフどっちがええ?」
「じゃー釣りでいきます」
「ほな、道具そろえたるから~予算は1万でええな~」
「ハ、ハイ」
なんて、せっかちな上司でしょう(笑)
次の日、キッチリ釣り道具を買ってきてくれて、
「いつにしよっか?」って
「人いないし、休み取れないんですよ~」
「ほな、ヘルプの社員送ったるわ~」
サクサク物事が進み、上司と二人で釣りにいきました。

これが、私が釣りにはまったきっかけでした。
今でも趣味は?と聞かれれば釣りですって答えています。
子供出来てからは、めっきり釣りに行かなくなりましたけどね。

実際、朝から一日中釣りしてると、
ホント疲れるし、釣り場の移動を繰り返してると、
翌日は筋肉痛になります。
だけど、よく眠れるし、
翌日はスッキリした気分で目覚める事が出来ます。

今では私が、部下達に趣味を持てといっていますが、
この時の上司の影響が大きい。
ONとOFFの切替がすごく重要。
趣味を見つけるという事は、その切替が容易に出来る様になります。
ギャンブルだと、勝った日の翌日はいいけど、
負けた日の翌日は・・・ですよね?

休日は、心のリフレッシュの日です。
全力で遊んで、次の日の仕事に備えましょう。
最後の、その上司の言葉を
 全力で仕事して、全力で遊べ!!

それでは

関連記事
五月病っていうけど、正確には入社1ヶ月後病なんです
仕事を休み無しでする事は店舗にとっては駄目な事
自分の成長の為にお金使ってますか?
仕事と家庭、永遠の課題です